- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106001710
感想・レビュー・書評
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時が過ぎさっいて行くのでは無く、私たちが過ぎ去っていくのである。時は永劫に不変不動であり、私たちを含めて、この世のすべてのものが変化し流動して行く。永久に変わらぬものは師であり、うつろいかわるものこそ生であるとは、日頃の私の感懐である。
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https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BN03547530 -
才能に溢れ、謙虚で努力家で、思慮深く文才もある…笑顔の素敵な奥様もいて、長生きをされた。
鑑真和上の一生と、最高のレクイエムを成し遂げた東山魁夷の一生がなんか重なってみえる。
御影堂で是非、障壁画を観たいと、強く思った。 -
東山さんは、画家であり文学者。 山雲濤声は日本の景色の凝縮。 この一枚のためにいくつもの絵が描かれていたんですね。 日本の美をもっと知りたい。 「時が過ぎ去って行くのでは無く、私達から過ぎ去って行くのである。」 東山さんの真摯さと強さにうたれました。 山雲濤声、実物を見るのが楽しみ。
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東山魁夷画伯が鑑真や唐招提寺に対する思いについて書いた著作。
個人的にはあたりの景色を視線で追って適切に描写する絵画のような文書に脱帽。