- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106003325
作品紹介・あらすじ
先人がその生涯を通して混沌の現代人に語りかけてくるものは何か?己の信念のもとに生き抜いた古今東西の19人の人生を考え、いかに生き、いかに死すべきかを問い直したユニークな試論。
感想・レビュー・書評
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金大生のための読書案内で展示していた図書です。
▼先生の推薦文はこちら
https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18351
▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BN01876178詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古今東西の偉人達の生き方を紹介した本。先人の悩みには学ぶことが多い。
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学生時代におそらく教材として購入した一冊を改めて読み直してみた。森本哲郎さんが、古今東西の偉人の生き方を語る本。なによりも、森本さんがこれほど多くの人のことをよく研究されていることがすごいと思う。ドエトフスキーの生涯が印象的。
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実家にあった本。
忍耐についてーマンゴ・パーク ニジェール河の河口を突き止めようとしたスコットランド人探検家。
生涯の最も大切な時期についてーファーブル 「大人の領域には侵入できなかったかわりに、子供たちには大人の干渉を受けぬ自由な宇宙があったのだ。…巣立つための飛ぶ練習はこの時期に充分に行われたのである。このような準備をたっぷり持たないと、子供は教育を受ける条件を身につけることができない。」
規則正しい生活についてーカント 食事は昼食のみ、それも決して一人ではとらない。テーブルをかこむ人数は芸術の女神(ムーサイ9人)より多くても、美の女神(グラテイア3人)よりすくなくてもいけない。
才能についてーブラームス 1830〜40年代。ロンドン、パリ、ウィーンにおける文化の爆発現象のさなかに生まれ、生きた。人間の才能を花開かせるのは、個人の意志、性格、育った家庭から、指定を始めとするさまざまな人間関係、さらに社会、時代の風潮といった全環境の力なのだ -
先人の生きざまを通して現代人の生のあり方を問う。文芸評論より一歩踏み込んだ内容である。著者の人生に色濃く影響を与えた書物も取り上げられていて、「私の人生観」といった趣もある。
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