- Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106006579
作品紹介・あらすじ
『猫』の最後で死んだはずが、目覚めたらなぜか上海にいた「吾輩」。そこへ飛び込んだ、なんと苦沙弥先生殺害の報、そして犯人はこの街に。個性的な猫たちが、上海の街を縦横無尽に駆け回って事件解決に大活躍、『猫』でお馴染みの登場人物も総出演。漱石文体を駆使した書下ろし一千枚、"純文学"をぶっ飛ばす奇想天外の冒険ミステリー。
感想・レビュー・書評
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OLDIES 三丁目のブログ
■[名作文学]灰猫ホームズの推理競争 「吾輩は猫である」殺人事件
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20150617/p1
↑ネタバレなしの感想です
少年少女・ネタバレ談話室(ネタばらし注意!)
『「吾輩は猫である」殺人事件』(奥泉光)ネタバレ検討会
http://sfclub.sblo.jp/article/142598831.html
↑ネタバレ全開で、疑問点を挙げてみました。ご意見ご感想お待ちしております。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この小説、結構徹底しています。
全編に渡って、当時風の文章で書いています。
たとえば、いう、を、いふ、とかそんな感じ。
始めは、これに抵抗があって挫折しかけましたが、不思議なことに、読んでると気にならなくなっています。
まあ、話は全部読みきってみると馬鹿馬鹿しいものですけど、読んでる途中は結構興味深く読めました。
面白いほうだけど、読みきるのは、覚悟が必要かも・・・・
読みきると、妙な達成感あり。 -
最初に読んだ奥泉光の小説。
これ以後読んだどれにも当てはまることだけど、なにが書いてあるのか分からないけど面白い(褒めてる)。
奥泉光は朝日新聞の書評もやってるけど、そのなかで、この人が書いているから読んでみようと思った本もいくつかある。『ミャンマーの柳生一族』もそのひとつ。