池波正太郎が残したかった風景 (とんぼの本)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106020889

作品紹介・あらすじ

「剣客商売」の活躍を彩る"江戸"の美しさ。秋山小兵衛・大治郎親子が大活躍した場所、池波正太郎が愛してやまなかった江戸=東京の風景を、十三回忌を機に今一度、ふりかえってみよう。

感想・レビュー・書評

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  • 池波正太郎さんの作品で大好きな小説の一つ『剣客商売』で舞台となった町並みを、当時と現在とを行ったり来たりすることができる一冊。
    本書にある場所へ行ってみたいのだが、新型コロナウィルス騒動でなかなか腰が重く行動できないでいる。小説の舞台となった場所、深川江戸博物館、池波正太郎生誕地、池波正太郎記念文庫など、本書を片手に散歩がてらにお出かけし、本書に紹介されている料理屋で食事を楽しみたい。

  • 池波正太郎氏の業績のなかでも「剣客商売」、「真田太平記」に絞って作品の表から裏から、様々な情報や想いを開述している。池波氏のほか重金敦之氏、土屋郁子氏、鶴松房治氏、近藤文夫氏らが書いている。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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