とんぼの本 皇居の森

  • 新潮社
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本棚登録 : 21
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106021251

作品紹介・あらすじ

東京都心のコンクリートジャングルに緑の孤島のように浮かんだ「皇居の森」。高層ビルを背にその懐に踏み込むと、四季折々に表情を変え、あまたの生命を育む大らかな自然がわたしたちを待っていた。

感想・レビュー・書評

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  • 皇居の森を一年間取材した写真集ですね。
    三人のカメラマン。姉崎一馬(森のスペシャリスト)、今森光彦(自然と動物の案内役)、叶内拓哉(野鳥写真家)がほぼ月に一回のペースで同時に、あるいはかわるがわる皇居の森に対峙し、それぞれの視点から「奇跡の森」を切り取った作品です。
    昭和天皇が武蔵野の森を参考に、原生の森を作られたとの事。写真集だけでは無く、そうしたエピソードもしっかり網羅されていて、人間の住む大都会のど真ん中の大自然を紹介されています。
    また、皇居内の様々な制約があり問題点も指摘されていて、この「奇跡の森」を末長く保つ思いも込められた写真集だとも言えます。
    美しくあり、動物(特に野鳥)の宝庫でもあり、人間との共存の森を写し出した写真集ですね。

  • 東京駅から数百メートル、23区内の樹木の20パーセントが息づく皇居の森。主張しない写真と文章も程よく、質の高い一冊。

  • 2005.11.5
    森はいいなぁ〜
    東京でも環境さえ整っていれば森は存続できるんだ・・・。

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著者プロフィール

1948年東京都生まれ。雑木林から原生林まで日本全国の森林をフィールドとする。現在は山形県の朝日連峰山麓を活動の中心とし、子どものための「わらだやしき自然教室」をボランティアとともに行っている。その活動が認められ、(財)修養団より第17回蓮沼門三社会教育奨励賞を受賞。著書に『はるにれ』(福音館書店)、『ふたごのき』(偕成社)、『日本の森大百科』(TBSブリタニカ)、『姉崎一馬の新自然教室―朝日連峰山麓』(山と渓谷社)。『はっぱじゃないよ ぼくがいる』(アリス館)など。

「2019年 『きほんの木 花がきれい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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