とんぼの本決定版一生ものの台所道具

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 196
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106021978

感想・レビュー・書評

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  • 私にとって料理は、家事の中で一番好きなこと。
    出来上がったときの達成感(達成感というものは
    家事の中ではなかなか他に味わえないのです)があるし、
    またそれが美味しくできたときなど、本当に幸福。

    そのプロセスにおいて、いい台所道具を使うと
    俄然、料理が楽しくなるということも見逃せない事実。
    優秀な道具というものは、ストレスを減らし
    スムーズさゆえの心地よさ、気持ちよさが味わえる。

    そんなわけで台所道具やキッチンツールと呼ばれるものには
    かねてから興味が尽きない。
    この本は、ミーハーな部分を極力抑え、平松さんが誠意を持って
    本当にいいもの、いい仕事をしてくれるものが紹介してくださっていてあっぱれです。
    有名なものばかりなので、「知らなかった!」という新鮮さには欠けますが、逆に言えばほとんどのものが昔から使われ続けていた
    堅固な道具だったということ。
    また、それらのものを改めて見ると、デザインもシンプルで
    無駄がなく、美しい。
    やはりロングセラーには理由があるんだなぁ。

    あと、それらの道具はきちんと手入れをすると、タイトルのとおり
    「一生もの」であるということがすごい、と。
    お手入れのしかたも、きちんと写真で紹介されていて、
    これはもはや、エッセイというより実用書!?な一冊でした。(Y)

  • これは趣味で楽しく読むっていうよりは、専門書的な感じ。
    その道具を知ってる人とかは楽しんで読めるかも。
    私はなんだか楽しめませんでした…。
    平松さんの「一生もの」紹介という主観的な部分が多かったかも。
    いろんな人が絡む方がこういった本はおもしろい気がする。

  • 良いものを長く使う。何でもに言えることだが、その良いものに出会うために、私はどれほど失敗し、後悔することか。その結果、物があふれ片付かない。特に台所道具、この種類の多さはどうだろう。これがあったら絶対便利!とか形や色だけで買ってしまったり。何回活躍した?この子たち。と自分に問いかける。もう〜決めた。この際台所を整理整頓するのだ!と声を大にして自分に言い聞かせる。切るものと、煮るものと、あと小物が少々。なんだこれだけで用は足りるんだ。

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著者プロフィール

平松洋子=1958年、倉敷生まれ。東京女子大学卒業。エッセイスト。食文化、暮らし、本のことをテーマに執筆をしている。『買えない味』でBunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。著書に『夜中にジャムを煮る』『平松洋子の台所』『食べる私』『忘れない味』『下着の捨どき』など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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