五重塔入門 (とんぼの本)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106022296

作品紹介・あらすじ

釈迦の遺骨を納める場所として、インドで生れた仏塔は、中国、朝鮮を経て、日本で特異な発達を遂げます。それが五重塔-スカイツリーにも採用された「心柱」とはいったい何か?地震に強いという説は本当か?大工の腕の見せどころはどこ?法隆寺、室生寺、東寺ほか、国宝の五重塔全11塔の歴史、工法、見どころを詳細に案内します。また、飛鳥時代から江戸時代、そして廃仏毀釈の苦難を乗りこえて現代にいたるまで、五重塔をさまざまな角度から考察した画期的通史も。

感想・レビュー・書評

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  • 資料番号 : 011461118
    請求記号 : 521.8フ

  • 東京始発の新幹線で京都旅行に出かけ、朝一番に目指したのが東寺(教王護国寺)。壮観な五重塔を眺めたかった。その実物に刺激されて手に取ったのが本書。五重塔の仏教的由来から全国各地の現存の塔の詳細まで丁寧に解説されている。室生寺の塔の高さがその立地条件に合わせて良い加減であるといった解説にはうなずける。

  • 美しく芸術的。4.7mから56.6mまで、11塔の紹介。

  • 日本には国宝の五重塔が11基ある。これまでに行ったところはわずかに5箇所。この本を読んで、それぞれの五重塔の成り立ちや美しさの由来、それに構造的理解を再認識したが、建築史を学んだ者にしてこの様ではしようがない。一念発起全てを訪ねることを思い立った。同好の士があればなおよいのだが。

  • 国宝に指定されている11基の五重塔の工法等の解説書。大変興味深く読ませて頂きました。

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著者プロフィール

1946年長野県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専攻は近代建築、都市計画史。東京大学名誉教授。現在、工学院大学教授。全国各地で近代建築の調査、研究にあたっている。86年、赤瀬川原平や南伸坊らと「路上観察学会」を発足。91年〈神長官守矢史料館〉で建築家としてデビュー。97年には、〈赤瀬川原平邸(ニラ・ハウス)〉で日本芸術大賞、2001年〈熊本県立農業大学校学生寮〉で日本建築学会賞を受賞。著書に『日本の近代建築』(岩波新書)、『建築探偵の冒険・東京篇』『アール・デコの館』(以上、ちくま文庫)、『天下無双の建築入門』『建築史的モンダイ』(以上、ちくま新書)、『人類と建築の歴史』(ちくまプリマー新書)、『藤森照信建築』(TOTO出版)などがある。

「2019年 『増補版 天下無双の建築学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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