スポーツルールはなぜ不公平か (新潮選書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 72
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106035289

作品紹介・あらすじ

欧米主導の不公平なルール変更の裏には何があるのか?イギリスとアメリカのルール解釈の違い、そして日本国内でのさまざまな問題を浮き彫りにしながら、勝ち負けを決定づける「規則」の本質を探る。サッカー、ラグビー、バスケ、水泳、柔道など、グローバル化するスポーツの中でニッポンが生き残っていくためのルール論。

感想・レビュー・書評

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  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA62930253

  • 2003年刊行の本だけど、内容に古さは無い。スポーツを観るときに新しい視点を得た。

  • 地元の図書館で読む。著者の北京からのレポートは、毎日、ラジオで聞いています。非常に聞きやすいレポートです。非常に読みやすい文書です。ただし、この著者の本としては、面白くありません。歴史よりも、現場の取材を踏まえてのレポートの方がいいです。地元には、読むべき音楽関係の本がなくなりつつあります。スポーツものを読むことにしましょう。

  • サッカーやラグビーのルールからさまざまなルールがどのように変化していったかを示している。
    テレビ中継とルール変更など、ことは単純なのに奥の深さがそこにはある。

    なにより、審判のなり手がいなくなることの可能性は、現実に起きつつある。ビデオもあるから審判に対して厳しい時代である。

  • 何となく見聞きしていたことの幾つかが氷解しました。

  • 大学の教科書のよう。
    ちょっと難しいというか、堅い。
    きっとこれをそのままテキストに大学で講義が出来るでしょう。
    中身は良いです。

  • レビューは<a href="http://badtzmaru.blog34.fc2.com/blog-entry-199.html#more">こちら</a>

  • ルールって絶対的なもののように勘違いしてしまうけど、その時代時代によって変わるんだよね。スポーツのルールも、もともとはスポーツを楽しむために参加者の合意によって決まっていたものが、より広く参加者が増えていく中で洗練され、さらにメディアの要請などによって変革されてきているんだよね。
    ルール時代を変えるって発想、スポーツだけでなくビジネスの世界でも、よりより世の中目指すために、必要なのかもね。

  • イギリスとアメリカのルール解釈の違いについては、面白かった
    けれどなんとなくその違いを民族性に帰してしまっているのは
    少し残念な気もした。
    テレビ向けにスポーツのルールが改正される指摘についても
    特に目新しさを感じなかったなあ。

    でもバスケ、サッカー、アメフトの初期のルールについてかなり
    その変遷が丹念に追われていて、それは興味深かった。
    また勝利至上主義=「チャンピオンシップ・スポーツ」に傾く
    スポーツ全体の方向性に憂慮を示しているけれど、それに対する
    アンチテーゼを「伝統」におく理由はもうひとつ論理的に希薄に
    感じた。

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著者プロフィール

高知工科大学マネジメント学部講師

「2011年 『企業家に学ぶ日本経営史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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