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- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106036552
感想・レビュー・書評
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面白かった。ちょっと万葉集部分が多かった気がしないでもないけど、万葉の歌があっての生活なのだろうから仕方ないか。
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平城京の街並み、人々の暮らし、都と地方など、奈良時代の雰囲気について、万葉集のなかの歌を引きながら面白く語っている。
この本を読んで初めて、奈良時代の官人たちは半官半農だったということを知った。
また、万葉集の史料としての価値の大きさをあらためて知ることもできた。
著者は、平城宮跡を「偉大なる空洞」と呼び、そこから奈良の意義を説いている。
「偉大なる空洞」が奈良びとのアイデンティティなのだろう。
奈良に行くたびに覚える不思議な感覚が何なのか、少し分かったような気がする。