ウイスキー 起源への旅 (新潮選書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 91
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106036569

作品紹介・あらすじ

ウイスキーを知り尽くしたプロが、定かではなかったその起源を推理する。酒造りの知識、イギリス留学時に入手した膨大な資料や、数多くの聞き書きを通し、誕生の謎にいどむ。ビールとワイン、キリスト教の伝播、ケルト人、帝国の覇権、気候変動が、どう蒸溜酒に関わっているのか?ヨーロッパ史を背景とした蒸溜酒4000年の軌跡をたどった初の試み。

感想・レビュー・書評

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  • エジプトの蒸留法をケルト人がアイルランドにもたらし、ウイスキーが発明され、スコットランドにたどり着いたのではないか。

  • 【本でたしなむ日本酒・番外編:お酒は広くたしなみたい】
    東京大学農学生命科学図書館の所蔵情報
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2003309325

  • 2017年9月26日読了。
    「ウシュク・ベーハー(ゲール語)」ウイスキーの語源。“生命の水”という意。いつか再読。

  • 170415 中央図書館
    農芸化学からサントリーへ進み、一生をウイスキーに捧げた著者。自らの情熱を支える対象と職業が一致した幸せの記録のように見える。複雑で豊かな風味がブレンドされ、飲むほどに「冴える」というウイスキーに惹かれ、エジプトからアイルランド、スコットランドまで、その歴史とウンチクを語りながら、ウイスキーという酒類の絶妙のガイドともなっている。アイリュッシュとスコッチを飲み比べてみたくなる。

  • bva 酒

  • アイリッシュウイスキーの興隆と衰退、税対策と樽熟成の発見。

  • ウィスキーがどうやって出来たのか?著者が実際に旅をして自分の目で見て調べた情報を基に書かれている。ウィスキー好きが読んだら楽しいだろう。
    著者はサントリーの社員であるが、内容はサントリーに偏っておらず(当然会社関係の話は出てくるが)好感が持てる。
    # 「ボウモア」「マッカラン」「グレンフィデック」のようなサントリーが売ってる酒に偏っても不思議じゃないし

    ただ、話が横道にそれがちで、「xxxの話に戻ろう」ということが多い。横道の話もウィスキー好きなら知ってて嬉しい蘊蓄なんだろうが、本筋で纏めればもっと本書は短くなったのではないだろうか?
    豊富な蘊蓄を別に纏めて1冊の本として出してもらった方が良かったかも。

    最初に出てくる「不思議な老人」との再会エピソードを期待したが、そんなことがないあたりにノンフィクションを感じる。

    例えばウィスキーの製造工程は最初に書いておいた方が本編はわかりやすくなるのでは?と思ったり、先に書いた横道にそれやすいといった点で分かりにくさはあるものの、著者のウィスキーに対する愛情を強く感じるので星4つ。

  • 世界中で飲まれているにも係わらず、
    ウィスキーの起源ははっきりしないんだそうです。

    サントリーに勤めている著者が、酒類の製造方法、
    ヨーロッパの歴史からのアプローチでその謎に迫っていきます。

    豊富な知識、経験に裏づけされた推理のプロセスは
    少しでも「お酒」「歴史」に興味がある人の好奇心を
    刺激すること請け合いです。

  • 購入者:松木(2010)All Aboutで紹介されていたので、早速読んでみました。
    ウイスキーの源流を辿った非常に興味深い本でした。
    かつては隠していた飲み物がここまで進化をとげるとは・・・
    ウイスキー飲みには非常に面白い本でした。
    ウイスキー好きでない人には正直向いてません。

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