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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106038877
感想・レビュー・書評
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史料で追う関ヶ原合戦。上杉征伐に赴いた家康は(本拠地でない)大阪を離れたがっていた事、三成の蹶起はそれを奇貨とした事、東軍諸将の西上と秀忠本隊を待たねばならない家康のジレンマ等々、参加者たちには大戦略やシナリオなど無く、ただ刻々と移る情勢に的確に対応した者が勝った(これもまた結果論だが)有様が浮かび上がってくる。朝鮮の役に際する豊臣系武将の内紛は、そのまま東西両軍の分派に繋がっており、その亀裂が無ければ、果たして徳川家への権力移行があったかどうか、興味深い。
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