世界中の言語を楽しく学ぶ (新潮新書 70)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106100703

作品紹介・あらすじ

学んだ言語は100以上-。英語万能の世に背を向けて、気ままに言葉の一人旅。フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、中国語。うーん、物足りない。ポルトガル語、タイ語、フィンランド語にも取り組もう。いやいや、まだまだ。バスク語、ヘブライ語、ヒンディー語、スワヒリ語、アイヌ語、エスペラント…。文法で悪戦、発音で苦闘。でも、違った世界が見えてくる。これが楽しい、面白い。

感想・レビュー・書評

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  • DMM。アカデミックな素養はありつつも学者としてではなくただたくさん言語を知り読み書きしたくてしてきた人の学習法や身辺記録。学習のハード面で苦労してる事の大半はノイキャンイヤホンやテキストを自炊してiPadを使うなどで解決できる気もするけど20年ほど前の著作なのでその辺はまあ。「目の前に訳の分からない、手も足も出ないテキストが存在するというのが我慢出来なかった」というくだりに共感してしまったので私も同じ穴の狢なのかもしれない。やりたい言語はやれるうちに。文法のまとめ方など学習法は役に立ちそうなところがあったので参考にしたい。

  • 著者の言語学習の遍歴を綴った本。
    方言を合わせて100言語に触れていたというのはすごい。

  • 図書館で借りた。
    色々な言語を学び尽くしたい!って人の自伝的な本。
    私も「○○語ってどんなだろう、面白そう~」と図書館で手に取ったりはするものの、ここまで本格的に学ぶということはないし、飽きる。この著者はそれをひたすら突き進んだというもの。

    この著者の場合、あくまで「言語」に興味があるのであって、「その言語でその国の人と交流する」ことには、それほど興味が無いみたい。それがこの本のまた面白い点にもなっている。
    ここまでくると、「学ぶとはどういうことか」なんて考えさせられる話。

  • 死滅してしまった言語があると書いてあってびっくりした。

  • 学生の頃から様々な言語に手を出してこられたという井上孝夫さんの言語との付き合い方。
    どんな風に勉強してきたかや、どんな風に多言語が生活に根付いているか。

    全てを流暢に、なんてできないけれど、色々な言語を知っているからこそ気づけることや広がる世界観など、多言語学習の面白さ、大変さについて。

    私も少しずつでもいろんな言語を頭に入れていこう…

  • 通勤時間を駆使して世界の言語を学習。好きこそ、ものの上手なれですね。

  • 非常に楽しく読めた。語学への興味を刺激してくれるし、豊富なエピソードが紹介されて、具体的な勉強の仕方が分かるようになる。これを読むと、苦痛なところが多い語学の勉強が楽しく感じられる点が素晴らしい。私は熱心に英語を勉強したので、どの言葉も時間をかけて、がむしゃらに勉強しないといけないと思い込んでいた。その思い込みを取り去ってもらったのが有難い。基本的な単語や挨拶を学ぶだけでも、新しい世界が自分の前に広がっていくのだ。細切れの時間を使った勉強法なども書かれていて、実際の語学の勉強に役立つ。

  • 趣味としての外国語学習の楽しみ方や実践的な学び方を紹介。筆者は100言語以上を齧った校正者。言語を学んで行く過程やそれを使うのに喜びを感じて人生を豊かにして欲しいと。

  • マイナーな言語の紹介が多いです。
    長年かけて100以上もの言語を学んでこられた著者オリジナルの言語学習法は参考になります。

  • 永遠の憧れ、多言語習得…
    著者は100以上学習したとか。

    まあ、100は無理なんですが、
    あくまで素人目線で書いてあるので、参考にできる点も結構あります。

    今の私の言語習得状況は…

    日本語(ネイティブ)
    英語(高校レベル)
    北京語(中学レベル)
    朝鮮語(小学校レベル)

    英語以外は、一番取っつきやすいのから行っちゃってます。

    本文にも書いてありますが、世界の言語を分類すると、
    日本語は膠着語、英語は屈折語、中国語は孤立語というわけで、
    この3大パターン全てに習熟するのは、中々意義があるんじゃないか?と…

    他の地域の人が手を出しにくい中国語も、漢字を手がかりに、
    日本人には学習しやすいというメリットがあります。
    そして、朝鮮語は同じ膠着語。
    日本人には、かなり学習しやすい言語です。
    ぼちぼちがんばろうと思います。

    著者のように、マニアックな言語に手を出すのは、なかなか難しい~。

    けど、憧れる~。

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著者プロフィール

千葉大学教育学部教授

「2021年 『社会学的思考力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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