新書で入門 漱石と鴎外 (新潮新書 179)

著者 : 高橋昭男

• 新潮社 (2006年8月17日発売)

作品紹介・あらすじ

日本人の必須教養、夏目漱石と森鴎外について、どこまで本当に知っていますか。「正岡子規の句会で二人は同席していた」「漱石の葬式の受付は芥川龍之介」「鴎外は女性スキャンダルで左遷された」等々。生い立ち、作品の成り立ちからトラブル、恋愛、スキャンダルまで、興味深いエピソードを辿りながら二大文豪を知る。今からでも間に合う、今だからこそ読んでおきたい大人のための教養講座。

感想・レビュー・書評

[年越しそば太郎さんの感想 · 2024年5月5日]

入門としては分かりやすい。しかし筆者は文学の専門家ではなく、主観の多い記述にはいささか信頼性への不安を禁じ得ない。

[気ままな風さんの感想 · 2023年9月19日]

面白い。じっくりと読んでしまった。

[ななさんの感想 · 2018年10月21日]

入門としては良いと思う

[yas5665さんの感想 · 2014年2月16日]

漱石先生、思った以上に偏屈。鴎外先生、打算的で女々しい部分も。
これからは、二人の生き方や性格を思いながら作品も読んでいきたい。

[kantadamouhuさんの感想 · 2012年2月20日]

基礎的知識の再確認にはなった。

[pnyaruさんの感想 · 2011年7月30日]

漱石が和製ピラミッドを作りたかったとは知らなんだ。

[baxさんの感想 · 2011年5月21日]

［　内容　］
日本人の必須教養、夏目漱石と森鴎外について、どこまで本当に知っていますか。
「正岡子規の句会で二人は同席していた」「漱石の葬式の受付は芥川龍之介」「鴎外は女性スキャンダルで左遷された」等々。
生い立ち、作品の成り立ちからトラブル、恋愛、スキャンダルまで、興味深いエピソードを辿りながら二大文豪を知る。
今からでも間に合う、今だからこそ読んでおきたい大人のための教養講座。

［　目次　］
第１章　夏目漱石の話（建築家と小説家を志す　松山で鬱憤を抱える　イギリスでも日本でも苦労する　猫のおかげで流行作家になる　名作を量産する　スキャンダルを解決する　死後もゴタゴタする）
第２章　森鴎外の話（天才少年、出世する　ドイツで研究と恋愛に盛り上がる　スキャンダルで大変な目に会う　美人妻と母の板ばさみになる　発禁処分を受ける　桃太郎をリメイクする）

［　ＰＯＰ　］


［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］


［　参考となる書評　］

[kinzooさんの感想 · 2010年7月18日]

漱石は気難しくて神経質だったんだろうと思っていたけど、責任感が強く、思いやりがあり、面倒見がよかったとは意外だった。

鷗外はエリートで、高校の頃教科書で読んだ「舞姫」は実話だという事を知っていたので、いいように弄んで金で追い返したくせに文学にして非道いと思っていたが、実は死ぬまで彼女の事を愛しており、追い返したのも陸軍と家族がスキャンダルを恐れてのことだったというのを知り、見方が変わった。

漱石と鷗外はライバルだったが、生き方まで対象的だったというのが興味深かった。

[情報科教員ＭＴさんの感想 · 2010年5月23日]

情報科教員ＭＴのBlog（『新書で入門　漱石と鴎外』を読了!!）
https://willpwr.blog.jp/archives/50786770.html　漱石編
https://willpwr.blog.jp/archives/50786916.html　鴎外編

[Deep とwestさんの感想 · 2009年8月15日]

「作家に成りたし先生漱石軍医片手間本書き鴎外」

[ucym100さんの感想 · 2009年6月4日]

984年　我が国最古の医学全書　医心方刊行　大同類聚方　明治の医学生は両書を読むのが習わし

[「かあさん」さんの感想 · 2009年1月9日]

＜新書で入門＞シリーズの１冊。

漱石と鴎外の２章立てでそれぞれの作家の周辺がまとめてある。著者自身も断っているとおり、作品を読むための興味付けという感じの本。

特に目新しい視点というのはなかった。

[いろはさんの感想 · 2006年11月13日]

鴎外のほうはほとんど知らなかったので勉強になりました。