- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106103209
作品紹介・あらすじ
「私は経済学者でも政治学者でもなく、歴史を多少かじった文学者に過ぎないが、アメリカ帝国の落日を内部から見つめる機会を得たので、ここに徒然なるままに私が考えたことを綴った」-。二〇〇八年七月から〇九年三月まで、世界金融危機に揺れるニューヨークに滞在した、オバマ大統領と同い年の「冷戦の子」世代の作家が見た日米関係最前線。
感想・レビュー・書評
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日本人には類いなき感性がある。わびさびと不定形の美の受容、自然をモチーフにした芸術的創造。改めて思うに、たとえば食でいえば手間暇かけてできあがった料理のなんと素朴なことか。沢庵、梅干し、納豆に豆腐。主食の銀シャリですら米を炊いただけの姿だ。一見貧しく見えて、実は果てしなく豊かな知恵と味わいが秘められている。さて、こうした文化を誇りと気づき、次代の先進国となるために日本人が動き出すのはいつだろう。
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2012/12/17購入
2013/1/16読了 -
オバマ大統領と同い年の作家が見るこれまでのアメリカ。
現実のアメリカはいかにヒドいかはわかるが、それに追従してきた日本の考えのなさがとてもイヤになる。 -
[ 内容 ]
「私は経済学者でも政治学者でもなく、歴史を多少かじった文学者に過ぎないが、アメリカ帝国の落日を内部から見つめる機会を得たので、ここに徒然なるままに私が考えたことを綴った」―。
二〇〇八年七月から〇九年三月まで、世界金融危機に揺れるニューヨークに滞在した、オバマ大統領と同い年の「冷戦の子」世代の作家が見た日米関係最前線。
[ 目次 ]
第1章 「革命下」のアメリカで
第2章 アメリカは反省するか
第3章 移民たちに明日はない
第4章 オバマと私のアメリカ史
第5章 日本の再独立
エピローグ 希望の原理は歴史にある
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