- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106103377
作品紹介・あらすじ
連日、どこかのレストランがテレビや雑誌で絶賛されている。しかし言うほど素晴らしい店がどれだけあるのか-。頭の中は金儲けばかりの「性格の悪い料理人」、メディアと店の癒着、問題だらけの『ミシュラン』…、今まで誰も語らなかった弊害を、辛口評論家が暴露。「客をなめ切った高圧的な店」「大間の鮪はそんなにない」など、業界を敵に回してでも伝えたい、グルメの「不都合な真実」。もう外食で外しません。
感想・レビュー・書評
-
副業で飲食店の覆面調査を行って、辛口の批評を発表している著者の、「こんな店がもてはやされる風潮があるから日本のフード業界は駄目なんだ」主張本。
まあ、確かに、明らかに店と癒着しているでしょうというような評論家のヨイショ評価や、多角経営だのテレビ出演だのにシェフが駆けずり回っている店っていうのはどうなの、というところはわかるけれど、あまりにも極端な駄目出しと、自分は正論、という強気さしか見えなくて、主張の先にあるものがわからなかった。
結局、一般客は自分の嗅覚をはたらかせてメディアに踊らされないよう注意していい店を探すほかなく(まあ当たり前か)、店は堅実な経営を目指してほしい、という当然の結論に物足りなさを感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
飲食店を経営してる友人のオススメ。
外食した時に感じてきたモヤモヤ。。に応えてくれる本。
自称辛口批評とのことだが、
正鵠を射てる指摘が多いように感じる。
(あと、まだまだ出し切ってないネタが多そう)
が、が、
指摘されてる事実を突き詰めて行くと
『おうちでごはん食べる』
方に傾いてしまう気がする。
-
辛口グルメライターの著者が、グルメ業界の「不都合な真実」を暴露した本。
メディアと料理店の癒着により歪められたグルメ界隈。金儲けに先走りあまり健全ではなくなった料理店。飲食業界の現状を嘆く著者が、グルメ界隈の裏側にバッサリと切り込んでいきます。 -
一般の客には見向きもせずマスコミに露出する有名店や料理人、またそれを担ぎ上げて絶賛することで私腹を肥やすフードライターを「覆面レストラン批評家」の友里氏が一刀両断する。金儲け優先の「性格の悪いレストラン」、テレビや雑誌などのメディアと店との「癒着」、そして問題だらけの「ミシュラン」など、グルメ業界の「不都合な真実」を暴露し、フード・ジャーナリズムの怠慢を糾弾する発言は痛快そのもの。かつて高飛車な有名店などに恨みを持った無頼漫画家の「サイバラ」と辛口コラムニストの「コータリン」の最強コンビが突撃取材し、人気のレストランを容赦なくガチ評価した『恨ミシュラン』(週刊朝日)を彷彿とさせる。 友里氏のブログ・『行っていい店、わるい店』は、ロクでもない店や評論家に対する批判が炸裂する傑作サイト。
-
本一冊にするには耐え難い呪詛ばかりで
しんどかった…
いろんな意見がありましょうが
日本ワインをいきなり切捨てんなや。
勝沼とか行って、
産業としてのワインもふまえて発言してほしい。
なぜ日本ワインを推したらプライベートでも
日本ワインしか飲んじゃダメなのか。
この発言でがっかり、結局その程度の
ワンワン吠える人かと。 -
まあ、言われてみれば当たり前というか。
勘違いした料理人とグルメレポーター。取り巻き。
本当に満足できる料理店とはなんなのか。
本としてはちょっと迫力がないが、面白かった。 -
グルメ業界の癒着というか実状というかの告白本。まあそりゃ、そういうこともあるだろうという内容。批評しているお店の価格帯が、客単価2万円~とかそういうレベルなので自分にはあまり関係が無いため、まあ物語として興味深く読めた。著者のお勧め側はどんなお店なのかな、ちょっと興味あるので探してみようかな。この業界では有名人らしいし。
-
いい内容の本だし「なるほどそんなものか」と思うことも度々ありました。
でもチョトくどいかな?本を読む速度が後半に行くにつれ遅くなった。 -
時折強引な論理があるけれど、基本スタンスには共感できる。
特に「性格の悪い料理人の店にうまいものはない」という主張は、そのとおり!と膝を打つ。うん、まったくだ。
おそらく愛憎入り混じったような読後感になるだろうけど、他の著書も読んでみようっと。 -
面白い。信用できる人だとおもう。