- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106103674
作品紹介・あらすじ
「眠れない」「会社に行くのが辛い」「気がつくと手首を切ってしまう」-さまざまな症状に苦しみ、精神科を訪れる人々。しかし、そこでは実際にどのような「治療」が行われているのか、意外と知られていません。精神科医が、豊富な臨床経験をもとに、診察室でのやりとりを再現。原因は?治療法は?薬の副作用は?誰もが知りたい「心の病」に関する二十の疑問に、医師が本音でこたえます。
感想・レビュー・書評
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「眠れない」「会社に行くのが辛い」「気がつくと手首を切ってしまう」----さまざまな症状に苦しみ、精神科を訪れる人々。しかし、そこでは実際にどのような「治療」が行われているのか、意外と知られていません。精神科医が、豊富な臨床経験をもとに、診察室でのやりとりを再現。原因は? 治療法は? 薬の副作用は? 誰もが知りたい「心の病」に関する20の疑問に、医師が本音でこたえます。(中表紙)
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493.7
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陰性症状は半永久的に続く。。
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東大卒の精神科医さんが書いた初心者向けの「精神病ってどんなもの?」って感じの1冊です。
筆者さんは、何でもかんでも「病気」にして、患者さんに「あなたは一切悪くありません」って対応する風潮はおかしい!と言うスタンスでした。
世の中はきれいごとだけでは済ませられないはずなのに、現場の医師がきれいごとだけを言うのは責任放棄にもつながりかねないのだな…と思いました。
そもそも精神科って微妙なジャンルで、つかみどころがないよねぇ…。
なかなか面白かったです! -
精神科の現役医師による、20の症例とその対処例。
一般的に知られている病名のものも、どのように治療が進められるのか、薬はどうするのかを知ることができるが、薬は一生飲み続けないといけないというのはつらい。 -
精神科医の対応って基本は一緒なんだろうけど様々だよね
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[ 内容 ]
「眠れない」「会社に行くのが辛い」「気がつくと手首を切ってしまう」―さまざまな症状に苦しみ、精神科を訪れる人々。
しかし、そこでは実際にどのような「治療」が行われているのか、意外と知られていません。
精神科医が、豊富な臨床経験をもとに、診察室でのやりとりを再現。
原因は?
治療法は?
薬の副作用は?
誰もが知りたい「心の病」に関する二十の疑問に、医師が本音でこたえます。
[ 目次 ]
1 心の病気に関する12の疑問(「眠れないんです」―不眠症;「ゆううつで、朝起きて会社に行くのが辛い」―うつ病;「車を運転していると、突然胸が締めつけられて、死んでしまうのではという恐怖に襲われる」―パニック障害;「一人でいるのに、知らない人の声が聞こえるんです」―統合失調症;「妻が急におしゃべりになり、また怒りっぽくなってきた」―蹂病 ほか)
2 治療に関する8つの疑問(「僕の病名は何でしょうか」―病名について;「原因は何でしょうか」―原因について;「治りますか」―転帰について;「遺伝しますか」―遺伝について;「薬はいつまで続けるのでしょうか」―服薬について ほか)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
精神疾患の治療の在り方、心構えなどを学ぶことができた。
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なかなか面白かった。最近の「不登校は休ませちゃえよ」とか「気分が沈んだらお薬飲みゃいいよ」というような,傾向に疑問を持っていたので,筆者の言葉に共感。
保守的な考え方なのかもしれないけれども,いわゆる社会一般的な常識をまっとうに持ち続けることは大切だ。そして,最近の心の病に関する風潮は,やはりどこか内省抑制的というか,問題の外在化が進んでいるような気がしてならない。これは危ういことだと思う。