ラー油とハイボール: 時代の空気は「食」でつかむ (新潮新書 418)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 148
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104183

作品紹介・あらすじ

「食」に関する様々な現象を読み解くと、人々の心理的変化が見えてくる。ハイボールはなぜ大ヒットしたのか。「食べるラー油」を生み出した、「ずらし」の発想とは何か。飲み放題で店が儲かる仕組みとは-飲食業界のコンサルタントとして活躍する著者によるクリアーな分析から次々浮かび上がるのは、あらゆるビジネスに通じるロジックと発想法である。おいしくておもしろい、舌と脳に爽快な刺激を与える一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 時代のトレンドは食に現れるってことなんでしょう。

    なかなか興味深く楽しめた一冊でした。

  • ビジネス

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  • 子安さん、おもしろいね!飲食のコンサルやマーケティング大変そうだけどやりたい方向性が少しずつおかげでわかってきました。一気に読み漁った!ゼミの論文のための本だったけど良かったあ〜

  • 雑誌連載エッセイの新書版。食ビジネスの旬な話題を選び、その裏側や理屈について、専門性を排して解りやすく伝えてくれる。
    ラー油もハイボールも、実際には1ページしか登場しないが、広い領域を柔らかい解釈でカバーしているので、「食」以外の分野でも応用できそうな示唆を多く感じる。
    殊に「食」に関して言えば、産業としての効率主義からの脱却の是非が議論の種になりやすく、そんな視線から、時代の良い鑑が言及されている本だった。

  • 良い意味で、裏切られた。ラー油とハイボールの話はほんの少しで、飲食全般のヒット商品分析が面白い。コラーゲンの件はちょっとショック。プラシーボエフェクトということなのね。
    著者は、元博報堂。

  • 本書はマーケティングに関する本である。
    特にマーケティングの考え方に焦点をあてている。

    飲食業界に興味がある人にとっては、読んで損することはないだろう。

  • ・居酒屋アルバイトの注意の仕方だが、
     言葉遣いを重点的に注意することで
     他の言動がよくなる。 なるへそ

    ・焼酎系の方がビールより儲かるのね....
     

  • 「食を通じて時代の心理的変化を見る」というテーマのもと、こまごまとしたトピックスが展開される。

    店舗にもドラマチックさ(ストーリー)を求められる。※AKBなどと同様に。

    共感>ウンチク。

    限定することにより拡大するものもある。※モーニングショット、ビルズ。

    ニッチ(マニアック)によるキャラクターの打ち出し。北海道、沖縄、京都は名産品がギュッと訴えてくる。千葉はたくさん名産品はあるが拡散してぼやけている。

    ゼロから作らない。既存のものを組み合わせたり、軸をずらしたり。軸とは時間や人間や相性など。

    以下、心構え。

    (1)飲食店では家庭にはないものをつくる。食材(ネットにより家庭で楽しめる食材の流通の幅は広がった)、調理法(炭火焼や秘伝のタレなど)、技術。昔と逆を張ってさといもの煮転がしなど。

    (2)サードプレイスとしての役割。飲食店はその街の試算でなければならない。

  • これからの飲食店の項、参考になった。やはりここでも客との絆、地元とのつながりが大事さと言っている。

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