トヨタ 現場の「オヤジ」たち (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106107689

作品紹介・あらすじ

強さの秘密は現場にあり! トヨタはなぜ強いのか? 中学卒業後、現場一筋55年の叩き上げ副社長と、伝説の匠たちが語る、現場から見た「トヨタ生産方式」の真実と、人の育て方。

感想・レビュー・書評

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  • 上京時の移動中に読了。
    中卒で15歳で入社してトヨタ自動車の副社長にまでなられた、河合満さんのエピソードを中心にして、トヨタ自動車の自動車づくりの現場から役員レベルまで出世された他の方のエピソードも交えながらトヨタのモノづくりの現場の底力に迫る一冊。
    登場される人物の若い頃のエピソードは、当時ならではのものが多く、決して現在の状況にマッチするものではないですが、その奥底に流れる人と人との結びつきや、モノづくりへの誇りなどは時代が変わってもこの会社の底力の源泉となっていることを感じることができました。
    現在の社長である、豊田章男さんにまつわるエピソードも随所に登場します。
    付箋は14枚付きました。

  • 働くオヤジはかっこいいねえ

  • 中卒でトヨタの副社長になった人や、トヨタOBのノンフィクションの内容だった。トヨタの現場がどのような雰囲気なのかがよく伝わってくるし、オヤジ口調の書体なので、話を聞いているように読めた。
    いわゆるトヨタ生産方式の本はよくあるが、どんな人がどんな思いでその方式が生まれたかは書かれることがあまり無いので、ハウツー本とは違う視点で楽しめた。
    ハウツー本にあまり書かれていない内容で重要だと感じたのが、『ものは売れる速さで形を変えながら流れていく』という言葉だった。形を変えないもの(例えば在庫)には付加価値がなく、形を変える作業にこと価値があるということを学んだ。

  • 現場叩き上げの副社長。
    意外性を目的とした人事ではなく、人間性無くして有り得なかったのだと分かった。
    現場での昔ながらの関係は今の時代理解されない事も多いかもしれないけど、表面上の体裁だけで無くさないで欲しいと思った。

  • 単純に読み物として面白い

    モノを売れるスピードでつくる

    ネジが1つ落ちてたら、それを視認、迂回する作業がうまれる

    カラクリは侮れない

    ロボットに技術に教えるのはにんげんだから、人間の進化が前提

    増産用に長いラインを無思考に作ってしまったことへの反省。減産に対応できない


  • トヨタ生産方式のマインドを垣間見られる

  • トヨタの生産現場で働く人のメンタリティと、
    TPSなど一部、河合さんの話

  • トヨタの現場力がこれ

  • 戦後の労働者のお話として、面白かったです。

  • いいねえ。涙がでる。

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著者プロフィール

野地秩嘉(のじ・つねよし)
ノンフィクション作家
1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経て現職。人物ルポルタージュ、ビジネス、食、芸能、海外文化など幅広い分野で執筆。著書は『サービスの達人たち』『イベリコ豚を買いに』『トヨタ物語』『スバル―ヒコーキ野郎が作ったクルマ』『高倉健インタヴューズ』『日本一のまかないレシピ』『キャンティ物語』『一流たちの修業時代』『ヨーロッパ美食旅行』『ヤンキー社長』『新TOKYOオリンピック・パラリンピック物語』『京味物語』など多数。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。

「2022年 『伊藤忠 財閥系を超えた最強商人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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