三島由紀夫全集 9 決定版 長編小説 9

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (705ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106425493

作品紹介・あらすじ

本巻は、昭和三十七年一月から三十八年十二月までに発表された長編小説三篇、および「午後の曳航」の創作ノート(抄)をおさめたものである。

感想・レビュー・書評

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  • 「肉体の学校」
    日本人でありながら、こんなシャレた恋のお話が書けるって、
    三島氏ってほんとうに凄い!
    女性に共感度の高い内容じゃないかな。
    恋の達人であるかのようなヒロインがひとりの年下男性にメロメロ
    になってしまい、挙げ句の果て、ひどい裏切りにあってしまう。
    なのに彼女はどこまでも潔い。胸が梳くようだった、読み終わって。
    ヒロイン妙子がニガテでする気もなかった料理を千吉にしてみたりってカワイイし、仙吉の幸せを妨害できるネタを自ら葬ろうとする真のやさしさなどすばらしい。
    二人の最後の性交の描写が逸脱!

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著者プロフィール

本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『命売ります』『肉体の学校』『反貞女大学』『恋の都』『私の遍歴時代』『文化防衛論』『三島由紀夫の美学講座』などがある。

「1998年 『命売ります』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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