- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106435454
感想・レビュー・書評
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徹底的に思索する、執拗に作品を読む、そういう小林秀雄の姿が見える。
「ラスコオリニコフは、自分の行動が確然たる自分の思考の結果である事をはっきりと知っている一方、自分が行動に引摺られる単なる弱虫である事もはっきり知っている。」(p35「罪と罰についてⅠ」)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【由来】
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【期待したもの】
・「罪と罰」をやっと読んだが、あまりすごさが分からなかったので。
【要約】
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【ノート】
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【目次】 -
2009/
2009/
文学界の混乱. 嘉村君のこと. アンドレ・ジイドのドストエフスキイ論. 「罪と罰」について1. アランの事. 新年号創作読後感. ジイド著・今日出海訳「イザベル」. 文芸時評. 夭折の意味. レオ・シェストフの「悲劇の哲学」. 僕の手帖から. 「中央公論」の創作. 嘉村礒多全集. 佐藤春夫論. 林房雄の「青年」. 短歌について. 断想. 中原中也の「骨」. 林芙美子の印象. 「テスト氏」の訳に就いて. 「白痴」について1. レオ・シェストフの「虚無よりの創造」. 「紋章」と「風雨強かるべし」とを読む. 文芸月評4. 文章鑑賞の精神と方法. カヤの平. 小林秀雄氏のドストエフスキイ 池田健太郎著. -
『「白痴」について』以外通読。
『「罪と罰」について』が特筆に値する。?も読むつもりだ。詳細はそちらで。
他に良いのは、『断想』(ジンメルの断想に勝るとも劣らない)『文学鑑賞の精神と方法』。
残りの作品もなにかしら得るところがある。箴言多し。