- Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784107725981
作品紹介・あらすじ
出版社から多く執筆依頼の声がかかる漫画家のアキオ。しかし、編集者にトラウマを抱える彼は、仕事相手を偏見の目で見てしまうことに悩んでいた――。パリを舞台に描かれる“芸術家”たちの物語。
感想・レビュー・書評
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子どもが苦手なジルベールが、チャリティイベントのために考案したメニューとは?!一方、アパルトマンに住むアキオは日本へ帰国する予定だったが、プロの漫画家にならないかと誘われていて──。
リュカの下で働くテオ視点で描かれる厨房模様がグッときた。ヘルプで入った若手で元気いっぱいのジョゼフに劣等感を抱くテオ。そこに胃腸炎が襲いかかる!罪悪感に打ちひしがれるテオにかけたリュカの言葉よ。
「理由がケガだろうがサボりだろうが大事な場面にお前がいなかったことに変わりはない それは迷惑だ お前がいないせいで普段より効率が下がったし 代理のジョゼフはまだ不慣れで工程にも無駄が生じた テオ お前がいないと迷惑だ」
リュカをサポートしようと懸命にやってきたことは伝わっているんだよね。それに、リュカは子どもに甘いっていうのはチャーミング。
プロの漫画家にならないかと声をかけられるアキオ。しかし、編集者を信じることがどうしてもできずに葛藤していた。そんな中、エドはアキオが日本へ帰国することに寂しさを覚えていた。4巻のアキオの話では編集者が悪しざまに描かれていて過去に何かあったのかな…と不安になった。今回は編集者サイドの現状や、逆に漫画家からのハラスメントもあると描くことでバランスが取れたように感じる。女性編集の中嶋がどうしてそこまで編集を続けるのか。「いいえ 悪いのは『漫画家』でも『編集者』でもないですから」とサラッと答えるのがすごいんだけど、そこに至った過程を知りたい。ぼくだったらしんどすぎるなと。
ジルベールがアキオの描いた漫画から「『家族だから…』『家族なのに…』じゃなくて もっと別の…新しい…人と人の…関係っていうか…」という思いを見つけていてよかった。まさにこれこそ父と向き合うために必要なものなのかもしれない。あと、エドが語った「VFXに気づかれないのは それくらい実写の映像と馴染んでるってことだから…誇らしいことなんだ」という一言も好き。なくしてわかるありがたさって言うけど、大切なものほど日常に馴染んで気づかれないものだなって感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった!
暫く振りに読んだので、一瞬登場人物がごちゃごちゃしてしまった
ジルベールのパパが最後に出てきて、思わせぶりな終わり方! もーー!!
相変わらずほっこりする漫画で、大好きです(*‘ω‘ *) -
アキオ良かったな〜。
あと少し作画変わってきた…?歳取ってるということ?作中、何年経ってるんだろ。 -
漫画を描いているアキオの話がメインとなる巻。
ワタシもネコが足りていないのでネコ成分を補充させてもらいたい。
ムッシュかわいい。すごくかわいい。
初回特典のペーパーのマンガがツボりました。