人斬り以蔵 (新潮CD)

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  • / ISBN・EAN: 9784108300354

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  • 朗読CD
    歴史「人斬り以蔵」

  • 岡田以蔵の醜いところと武市半平太の憎いところの両方が自分の内にあるのを感じ気分悪くなった。

  • 剣の技術を身につけることだけを目標にしてきた土佐藩足軽の以蔵。
    人を斬ることに快感を覚え、師匠からはいい顔をされていなかった。

    幕末、土佐の藩士たちは時代のうねりに巻き込まれる。
    自らの思いのままに行動した以蔵に、彼らは支配されてしまう。

  • 2010年の大河ドラマ「竜馬伝」で佐藤健さんが岡田以蔵を演じると聞き、この本を手に取ってみました。
    もともと日本史、特に幕末から明治にかけての時代が好きなので、読みやすかったです。
    人を斬ることでしか自分の存在を示せなかった以蔵。
    飼い主には忠実に従う以蔵。
    荒くれ者の以蔵。
    悲しい最期を迎えた以蔵は、このとき何を思っていたのだろうか。
    師匠への叫びには何が込められていたのだろうか。
    この、強くて汚くて、でもよわよわしい以蔵を佐藤さんがどのように演じるのか、2010年が楽しみです。

    ちなみにこの本は短編集になっているので、「人斬り以蔵」のほかにもいくつか作品が入っています。
    歴史が好きな方は、ぜひ。
    2009年09月18日

  • 050423

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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