サッカー戦争

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120022357

作品紹介・あらすじ

第三世界では、なぜ革命は常に成就されず、飢餓は永遠になくならないのか-。ポーランド出身の国際的ジャーナリストが中南米、アフリカ、中東で目撃した27の政変の記録。

感想・レビュー・書評

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  • ポーランドの報道記者が観察したアフリカの輝ける60年代の旗手たちの栄光と挫折、エンクルマ、ルムンバ、ベンベラ・・・。アフリカの星がなぜ次々にクーデタで失脚していったのか、その人物観察の生々しさは彼らが今も活躍していると思うほど。また69年のエルサルバドルとホンジュラスのW杯予選から始まったサッカー戦争の現場にいた著者の記述は、今となってはサッカーの話のタネにされるこの戦争の発端から集結まで、経済的な背景も含め、これも生き生きと描いてくれます。中南米にとっては、サッカーは単なるスポーツではなく、国の威信をかけた執念の唯一のはけ口だったのですね。

  • エルサルバドルとグアテマラの戦争が知りたかったので読了。

  • ブラジル、サルバドルなどを舞台とした作品です。

  • この本を読みながら、サッカーとナショナリズム(国家、地域、個人の視点で)を考えてみたい。

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著者プロフィール

1932年旧ポーランド領ピンスク生まれ。ジャーナリストとして訪れた国は100超、革命やクーデターの目撃者となった回数は27にも及ぶ。『サッカー戦争』『帝国』等優れたルポタージュにより世界的評価を受ける。2007年没。

「2010年 『黒檀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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