Carver’s Dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選

  • 中央公論社
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本棚登録 : 125
感想 : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120023880

作品紹介・あらすじ

村上春樹が心をこめて贈る12の「パーソナル・ベスト」レイ・カーヴァーの全作品から、偏愛する短篇、エッセイ詩12篇を新たに訳し直した"村上版ベスト・セレクション"。作品解説・年譜付。

感想・レビュー・書評

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  • ストーリー自体はすらすら頭に入ってくる。
    しかし1度読み終えた後、もう一度読み返したくなる。実際に幾つかの話は読み返した。真のメッセージが込められていることを強く感じる。

    このテイストは、そう、村上春樹作品で何度も味わったそれと同じ。村上春樹さんがレイモンドカーヴァーを敬愛していると語られているように、これに影響を受けたことがよく伝わる。

    全部シュールとミステリアスの融合でできている。
    サマースティールヘッド読中は、「魚の分け方、そこ?」とのツッコミを入れないわけがないが、読後は自ずとそれに秘められたメッセージを考えている。

    裕福でない家庭で生まれ育ち、小説家の道を歩んだレイモンドカーヴァー。
    派手さを極限まで削ぎ落とし、一見普通な日常ストーリーに、いかに違和感を与えられるかに、最期まで挑戦し続けた姿がすべにて感じられる。

  • 最初はよく分からない…と読み進めていたのですが、あれれ?と思う間に引き込まれておりました。カフカっぽいのもあったりするしね。でえもやっぱり、外国の方の心理は理解(というか同調)できない。
    「ささやかだけど、役にたつこと」は読みながら、奥さんの怒りぶつける相手はもっと違うひとでしょーと苛々しつつ読了、とかね。むしろパン屋さんの気持ちのほうが分かると言うか。そんな感じ。

  • 前半は読んだことがある作品だったが、後半に収められている『大聖堂』『ささやかだけれど、役に立つこと』は素晴らしかった。

  • カーヴァーの世界観はいいと聞いたので読んでみた。

    世界に入り込んでいくには慣れが必要かなぁ、この作品集だけでは完全に入り込めなかった。そういや勧めてくれたのは訳者(村上春樹)のファン。俺はW村上の作品はほとんど未読、村上春樹小説をもうちょっと読んでその世界感を楽しめてたら、カーヴァーの世界にもすんなり入って行けたのかもしれない。

    日常を切り取った描写が独特、文章文字数をストイックにそぎ落としていくのが彼の作風だそう。そういう表現方法には、俳句に通じるものもあって面白い。ただ日本語訳で読むと、そのあたりのそぎ落とし感が今一つ感じられなかった。それとも入門編だからあまりクセのないのを選んでいるのかなぁ

    「ささやかだけど、役に立つこと」「僕が電話をかけている場所」「父の肖像」が良かったな

  • 懐かしい

  • 掃除機のデモにくるやつ、最後のやりとりのところ、意味深でいろいろ解釈できるところが、バースディガールっぽくてよかった。他は、・・・そう、なすべきことをせずにキャンプを続けた夫と、過去のつらい記憶を持つ妻との間の、修復不能な気持ちの溝のやつ、こちらは、倫理感のささいにみえてどうしようもない差の表現、おみごとというしかない。

  • レイモンド・カーヴァー初心者になれたような気がする。これからいくつも読むだろう。

  • 2009.01.10
    大聖堂・・・妻の知り合いの盲人が家に泊まりに来る。赤の他人のあいだに生じる奇跡的な魂の融合のようなものへ      と突き進んでいく。
    ダンスしないか?・・・会う人ごとに話うぃしても相手に伝えられない何かが残る。何とかそれを言葉にしようと試           みても結局はあきらめることになる。

  • ものごとは知らず知らずのうちに変わっていってしまっているということに目を向けさせられた。目標をもつとか、計画を立てるとかいうのは何らかの意味で重要なことなのだが――そして僕自身はつねに目標を意識するように心がけるようなタイプなのだが――往々にしてそういうのとは違うとこで人生は動き出す。こうした偶然のきっかけは宗教的だとか奇跡的だとか言われることもある。それだから、世界はある意味で――「神が全てを必然的なかたちで創造した」というのとは違う意味で――神秘的だと思わざるを得ない。

  • 訳者に惹かれて手に取った本(・・・)あ、でも、ふつうによかったとおもいます。

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