物語のはじまり: 短歌でつづる日常

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120037993

作品紹介・あらすじ

「働く」「食べる」「恋する」「育てる」「老いる」…10のテーマから現代短歌の佳品を味わう。

感想・レビュー・書評

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  • 作者がテーマごとに秀歌を集めて、自分に引き寄せたイメージを膨らませて読み込んでいく。短歌の解釈で色々と物語が浮かんできて感動を呼ぶ。

  • 「この本は、日々の生活を短歌で点描するという、いっぷう変わった試みである。テーマごとに愛唱してきた歌の数々を引用したが、古今の名歌を網羅したものではない・・・(以下略)」( おわりに P244)

  • ありふれた生活の場面を、短歌という31文字の物語から捉えている新しい発想の本だ。著者の博識と感性には驚かされるが、ときには厳しいことばもあり、一生懸命に今を生きている姿には感銘する。

  • 歌の選び方、鑑賞文、歌の出てくる順序の妙。
    無理なく読ませてくれ、いいものを残して行ってくれる本です。

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著者プロフィール

松村由利子(まつむら・ゆりこ) 1960年、福岡市生まれ。朝日新聞、毎日新聞記者を経て2006年からフリーランスのライターに。著書に『31文字のなかの科学』(NTT出版、科学ジャーナリスト賞)、『与謝野晶子』(中央公論新社、平塚らいてう賞)など。歌集に『大女伝説』(短歌研究社、葛原妙子賞)、『耳ふたひら』(書肆侃侃房)など。

「2016年 『少年少女のための文学全集があったころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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