DAY&NIGHT: 昼も夜も

  • 中央公論新社
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本棚登録 : 67
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120038266

感想・レビュー・書評

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  • 『BY DAY』

     昼
     また昼だ
     どうしようもなく眩しい
     けばけばしく誘う花
     虫たちの息が集まる
     …


    『BY NIGHT』

     夜
     また夜だ
     冷めて軽くなった空気
     甘く優しく誘う闇
     虫たちの声が集まる
     …

  • 森夫妻の共作絵本、第4弾。詩と絵と漫画。

    読了日:2007.11.07
    分 類:絵本
    ページ:62P
    価 格:1500円
    発行日:2007年4月発行
    出版社:中央公論新社
    評 定:★★


    ●作品データ●
    ----------------------------
    主人公 : -
    語り口 : 絵本、漫画
    ジャンル : 絵本
    対 象 : 一般向け…?
    雰囲気 : 大人?
    Book Disign : しいばみつお(伸童舎)
    DTP : ハンズ・ミケ
    ---------------------------

    ---【100字紹介】--------------------
    森博嗣とささきすばるの夫婦共作。
    「BY DAY」「ONE MORE EGG」
    「蜥蜴」「BY NIGHT」の全4章構成で、中の2つは漫画形式。
    白い王子と猫と白いたまごの物語と、蜥蜴と蠍と蛇の愛の形を描く
    ---------------------------------------

    「悪戯王子と猫の物語」「蜥蜴」「蛟竜」に続く森夫妻の共作。相変わらず、謎が多いです…菜の花には読み解きがたいかも。全4章ですが、特に1つめと4つめが抽象的。森博嗣らしいというか…。抽象的なものは、具体的なものより包容力があって、より上位であると思うのですが、まったく具体例を持たない状況では共感はしえない感じです。多分、そういう方向性の思考を、菜の花がしたことがないので読み解けないのでしょう。近しい感じ方・考え方をしたことのある人には、何も難しくはないのかもしれません。

    2つめと3つめはとても具体的。漫画形式になっていて、セリフがあって、説明がなされます。分かりやすいけど…、どうでしょう。具体と抽象、どちらが好みかは人によるかもしれませんね。

    そんなおもむきの異なる4章で構成される、大人の絵本。


    ---------------------------------
    文章・描写 :★★+
    展開・結末 :★★+
    キャラクタ :★★
    独 自 性 :★★★+
    読 後 感 :★+
    ---------------------------------

  • そうか。
    人間は昼も夜も。
    愛し合うか殺しあうかしてるんだな。

  • 2007 9/9

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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