リクルート事件・江副浩正の真実

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120040764

感想・レビュー・書評

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  • 戦後最大級の経済事件とも言われるリクルート事件の全て。

  • まわりの人から、止められたが
    書くことにした。

  • 当時の記憶や記録を頼りにこの本を書き上げたことは驚愕の事実だが、残念ながらこの手の本は読み手に何もプラスの感情を与えないことがわかった。

  • 国策捜査で有能な人間をつぶしていく日本の行く末に改めて不安感。

  • リクルート事件とは 何だったのか?
    その当事者の語る リクルート事件の真相。
    日本の検察のえげつなさは、聞きしに勝る。
    検察がつくりあげるストーリーを認めさせることに
    組織ごと 執念を燃やす。
    亡霊としてあらわれた特高である。

    エリート的な思考力と成功者であるが故に、
    屈辱には弱く、最後は 認めてしまう。
    そのことを、強く恥じる。
    転向者につながる物語の系譜。

    賄賂と考えず、政治家を応援したいと思う。
    請託しているわけではないので、賄賂性は高くない。
    国策捜査として 株をめぐっての 賄賂をあばく。
    それで、多くの人たちが、道を閉ざされた。
    政治に対する甘すぎた考えの代償。
    それでも、リクルートが 業績を上げていったことに
    そのビジネスモデルの確かさがある。
    既存の美味しいところをもっていた権益を打ち破った。

  • 著者も述べている通り、一方当事者の弁明となっていて、途中で止めた。

  • 検事の苛烈な取り調べとも取れる調書作りと、そこで取られた調書によって裁判が進んでしまう、日本の司法に疑問が浮かぶ一冊。

  • これ読むと、特捜こわーい><ってなるかも。李下に冠を正さずという面もあると思うけど、それに対する制裁は、現制度に当てはめると法曹・当事者はこう動かざるを得ないんだなと。超大作の判決文含め(まだ判タのコメントしか読めてない)、朝日新聞の人の本も面白そうだし、いろんな角度から見てみたいな。

  • あの検察の捜査資料捏造報道の後に読むと、やっぱりそうなんだな、と思う一冊。
    筆者が書いているとおり、一方的な視点で綴られていることは間違いないし、本当に彼が無罪かどうかはともかく、検察のひどい取調べの様子と「特捜」が聞いて呆れる捜査の実態はつまびらかになります。
    結局リクルート事件ってそんなたいした話でなく、時代に創られた疑獄事件だったんだなと納得できます。それにしてもこの本にも出てくる宗像紀夫って、今では検察批判しているけど、自分でこんなことやってたのによく言えるもんだなぁと思います。
    それにしても日本の裁判をもっと短くするにはどうしたらいいのでしょうか。この事件は13年もかかって多くの人を不幸にした割には誰にも利益のない事件でした。そういう無駄が日本の競争力を下げているような気がしてなりません。

  • 今更だが、この本のレビューを・・・。
    木村拓哉さんが「HERO」というドラマで検察官を演じ、検察は正義の味方という意識を持たれている方も多いかもしれない。確かに検察という組織は、世間に対し正義としての働きを見せているのかもしれないが、全てがそういう働きなのであろうか?
    そんなことを考えさせられたのが、この一冊。そしてこの事件、リクルート事件である。正直、この本を読んで検察という組織に対し、疑問と怒りを覚えた。
    検察がとった捜査は間違っていなかったのか?本当に値上がり確実の未公開株というのが存在したのか?改竄された証拠ではないのか?そもそも未公開株なんて値上がり確実とは言えない。そして、もし書かれたことが事実に基づいていないのであれば、江副さんはこの本の件で再度検察に訴えられているのではないか?

    検察という組織全体を問題視するのは違うと思うけど、考えるべき検察の姿が存在するのは確かだろう。特に密室捜査なんか、どうなんだろうと感じる。

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