ブラジルへの郷愁

  • 中央公論新社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041587

感想・レビュー・書評

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  • ねえ。どうして猿を頭にのせるの?
    ほんとうに興味深くおもしろかった展覧会 企画展「アマゾンの生き物文化」をおもいだした。
    鍋のフタをあけたら猿のスープ!という衝撃の映像。猿の毛皮のかつら?帽子?の展示もあった。ギャラリートークもおもしろかったなー。

  • 人類学者レヴィ=ストロースのブラジル調査旅行の写真集。
    レヴィ=ストロースにとってブラジルは特別な場所であったらしい。ブラジルは、サンパウロのような西欧と同じような文明を持つ大都市と、アマゾン流域の原住民の原始的な生活が共存する国である。サンパウロを出発して車、馬、そして徒歩で徐々にアマゾンの奥へ分け入っていき、原住民の生活を写真に記録している。風俗から住民同士の交流の儀式の様子などいろいろ面白い写真を撮影しており、白黒写真のみの地味な写真集ですが、当時のアマゾンの原住民の生活の様子を知ることができます。素裸のまま地べたで眠る(布団のような寝具を使わない)生活をする人たちがいたというのは、先進国の人たちにとっては驚きの習慣だったのかもしれません。地面に転がって眠る女性を何枚も撮影しているのを見ると、彼にとってもよほど衝撃的だったようです。

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