親は知らない: ネットの闇に吸い込まれる子どもたち

  • 中央公論新社
3.52
  • (1)
  • (11)
  • (10)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 90
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041709

作品紹介・あらすじ

「ケータイさえあれば生きられる」家出少女と泊め男を結ぶ闇。プロフは出会い系と同じ、性被害の温床に。「カキコしてね」娘に家とは別の顔。裏サイトいじめ、学校の監視は裏技で骨抜きに。ネットゲーム依存で消えた家族との会話。頭の良くなる薬・スマートドラッグの落とし穴。ネットに流出したジュニアアイドルの動画。フィルタリングは穴だらけ、など。ニッポンの今を伝える迫真のルポルタージュ。ケータイ依存度チェックリスト付き。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 携帯で繋がっている世界…あんなこともある、こんなこともあると、沢山の例をあげてその怖さに警鐘を鳴らしている本。中高生同士のトラブルに始まり、買春、薬物などの犯罪に巻き込まれる←というより手を染める、までが、どれだけ簡単なことか!我が子を危険から遠ざけるために、何ができるか…ただ危ないからダメよ、では通用しないのだと思いました。親世代の常識やモラルを子どもたちにそのまま押し付けても意味がないかも。親の感覚と現実のズレを親自身がまず知らないことには家庭教育も何もあったもんじゃない…

  • 2022年10月~11月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00454373

  • 携帯の登場によって子どもたちが今までにない形で犯罪に巻き込まれていく。読んでいてとても怖かった。

  • 2008年から2年間に渡って新聞連載された「親は知らない」シリーズ。携帯画面の向こう側にある悪意の世界をできる限り、ありのまま描かれています(はじめにより)。買売春から薬、児ポに裏サイト…。でも今はLINEやスマホの普及でもっと厄介なことになってるんだろうなぁと、進化の速さにげんなり。一番気になったのは、親が常に他人のせいにして怒る言葉。「学校が適切な処置をとっていれば」「そもそも携帯やネットがなければ」一番の問題は買い与えて放置しているアナタたちでしょうが~。子供おりませんが、がっくりきました。あと同人誌を児ポの温床のごとく引き合いに出すの、そろそろやめて…。
    携帯がよく分からないからと逃げる親も責められ、今スマホにはまり、仕組みをよく知っている親も責められる。怖い世の中だわ。でも自分が学生時代、携帯なくてよかったと心からほっとしてます。裏サイトにいろんな誘惑。いや、無理だわ。

  • 子どもだけじゃない。
    携帯という闇は底なしだと思う。
    気がつけば、誰もがそこに吸い込まれるんじゃないだろうか。

  • 読売新聞で連載していたものを書籍化。一言でいえば「ひきこまれる」。
    携帯電話を通して、犯罪に巻き込まれる子どもたち、知らないうちに加担していた親など、氷山の一角かもしれないけど、本質にちゃんと迫ろうとしていた。
    続編があれば、また読みたいし、自分でこの続きを追いたい、と思ってしまったよ。
    子どもに携帯を持たせようと思っている親には一度、読んでもらいたい。

  • 性は犯罪と結びついている。
    人目に付かないところで行われている。
    幼い子やおとなしい子を狙って性犯罪を重ねる大人がいる。
    子どもたちを守るためにはどのようなことをすればよいのだろうか?
    携帯やインターネットの発達で子どもたちを守ることが難しくなったと思わされた本だった。

  •  ユビキタス社会になり、今の日本は多くの情報が飛び交っている。
     携帯を持っていない人などあまり見なくなったが、携帯にはメリットもあればデメリットもある。
     本書には、”ケータイ依存度チェックリスト”が付いています。
    (教育学部・初等国語/匿名希望)

  • 携帯用サイト等という物を何故こんなにも発展させてしまったんでしょうか。諸悪の根源としか思えない。
    今後スマートフォンが普及して どんどん悪化の一途をたどるのでしょうか。
    子どもを守るのも大変です。

  • 第1、2章携帯プロフ、第3章ネット、第4章薬物、第5章児童ポルノ、第6章「子どもを守るために」 ケータイ依存度チェックリスト有り。

全16件中 1 - 10件を表示

読売新聞社会部の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
貴志 祐介
村上 春樹
湊 かなえ
村上 春樹
朝井リョウ
三浦 しをん
辻村 深月
有川 浩
湊 かなえ
大野 更紗
東野 圭吾
百田 尚樹
百田 尚樹
貫井 徳郎
奥田英朗
朝井 リョウ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×