カクメイ

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 117
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120045622

作品紹介・あらすじ

生放送中のバラエティ番組で、お笑い芸人が予定外のネタを始めた。スポンサーを中傷する内容に、騒然とする現場。芸人は、謎の人物に脅迫されたとうなだれた。いったい誰が、何のために?だがそれは、さらに大胆な脅迫殺人事件への幕開けにすぎなかったのだ!「超人気お笑い番組の視聴率が一定を超えたら、無差別に人を殺す」単なるいたずらか、それとも、全国のお茶の間への挑戦状なのか。乱歩賞作家・新野剛志が、「バブル」の狂乱と葛藤に挑む傑作ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 気分は盆休みw

    ってな事で、新野剛志の『カクメイ』

    青春カクメイ小説と言えばええのかな?

    世の中を変えるカクメイはそう簡単には出来ゃ~せんね。

    ってか、革命とはなんぞや?

    わしの中での革命家は田中角栄、孫正義、ホリエモン、前澤友作、江頭2:50じゃね。

    2018年58冊目

  • 視聴率が12%を超えたら無差別に人を殺す、そんな脅迫本気にしたくないけど、事件が起こってしまったら。
    カクメイとは言えないんじゃないか。暴力に訴えるのは気に食わない。

  • 物語のネタとしては、面白いのだが、結局、何を言いたかったのかが、よく分からない作品だった。テレビ局を脅迫した修介が、なぜ最後に母親をかばって殺されなければならなかったのか?シナリオとしては、不満足?よくわからない作品だった。

  • 4月-5。3.0点。
    視聴率が基準以上行くと、人が死ぬという謎の脅迫。
    時代は1980年代。うーん、何故この時代なのだろう。
    「カクメイ」とは何か。
    あっさり読める。動機が弱い。
    ヒロイン的な女性は、前半ではとにかく硬いが、
    事件では、え、軽いね。という感じ。

  • 好条件の結婚を望むならコンパニオンはしない方がよいかも。

  • テレビ業界に復讐。

  • 自分よがりな「カクメイ」と思った。
    悪気なく笑っている人に対して、その悪気なさを無理に自覚させようとする。
    他人がどう思おうが放っておけば良いのではないか。
    何だか駄々をこねているようだった。
    活動家の得手勝手な主張も気に障った。

  • 彼と彼の友人は「カクメイ」と称して人々から笑いを奪おうと思う。
    高校時代に思いを寄せた女性が自殺した事で、カクメイはTVのお笑い番組に向けられる。

    カクメイが時代への挑戦ならまだ分かるのに、処女を売り物に金持ちの男をつかまえたいと望むような女性のためってどうなのかな。

  • 視聴率が12%を超えたら無差別に人を殺すという放送(テレビ)業界に突きつけられた脅迫状の真相は・・・
    かつての友人の自殺に端を発した、面白ければ(視聴率をあげれば)何でも許されるという放送業界のあり方が大きなテーマとなっているミステリー。

  • バブル時代のテレビ業界を主な舞台とした革命という名の復讐の物語。
    世の中全体が浮かれている時代での貧乏のつらさ、テレビ番組というもののあり方、そしてさまざまな問題に対して無責任になりがちな大衆という名の視聴者など考えさせられる部分の多い小説でした。

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著者プロフィール

しんの・たけし。1965年東京都生まれ。立教大学社会学部卒業。旅行会社勤務を経て、99年『八月のマルクス』で第45回江戸川乱歩賞を受賞。直木賞候補となった『あぽやん』は、その続編『恋する空港 あぽやん2』とともに、テレビドラマ化され話題に。同シリーズは『あぽわずらい あぽやん3』で完結。著書は他に、『中野トリップスター』『カクメイ』など。

「2022年 『明日はきっと お仕事小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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