- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120046605
作品紹介・あらすじ
政権奪還を狙う明正党の「選挙の顔」となり、金融大臣に就いた経済学者の三崎皓子。権力、欲望、嫉妬が渦巻く永田町。彼女は"生贄"か、それとも"ジャンヌ・ダルク"か!?
感想・レビュー・書評
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大学教授から金融庁長官に抜擢された三崎皓子。政権奪還を狙う明正党の「選挙の顔」となり、権力、欲望、嫉妬が渦巻く永田町でどう生き抜いていくのか。
面白かった!!
出来過ぎの話ではあるが、政治の世界の様子がすごく面白かった。
(図書館) -
前回読んだ「ガラ 大暴落」の前日譚
三崎皓子が大学教授から民間人閣僚として政界に入り、選挙の洗礼を経て官房長官、初の女性主人公となるまでを描く
展開が早いが、与党目線で分かりやすいストーリー
山城首相が怖く魅力的
ドラマ化向き -
普通でした
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東京大学教授の三崎皓子(こうこ)、1年で、金融大臣から官房長官、総理大臣になる。
思索の人として行動し、
行動の人として、思索せよ
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2018.04.28
初めての著書。そして久しぶりにワクワクしながら読んだ。政治の世界の表と裏、志の高さ、正しく「沈香炊かず屁も放らず」の政治家は、否、そんな社員も要らない。 -
政治の世界に取り込まれていく三崎晧子.大学教授時代に活躍しているところを政治家の山城泰三に目を付けられて特命大臣になり,最終的には総理大臣になる物語だが,政治の駆け引きが出てきて楽しく読めた.三崎の前向きの姿勢に同調する新聞記者の秋本つかさの存在が良かった.
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プライム電気産業はシャープ、松河電気産業はパナソニック?ジャーナリズム、勉強会、社会保障問題、大臣、選挙と展開が早くどんどん話が進むのが面白く一気読み。
アメリカでは立場が上になれば野心的、過激、強欲になり圧倒的な行動力があるが、日本は上に行くほど事なかれ主義に陥り保身にまわる。既得権にしがみつこうとするから前に進まない。
現実的に今の日本で女性でそれなりの地位や権力を与えられるとしたら誰かのスケープゴート役ぐらいしかない。
最終章は、姥捨山構想、山城が倒れ女性総理誕生、父親と山城との関係など読み応えが充分満足な感想。 -
「スケープゴート」
タイトルの通り、身代わりとか生贄(いけにえ)と言う話です。
TV出演もする人気女性大学教授が、権力に巻き込まれスケープゴートにされながらも、国が抱える問題に対し、自らの意思で政治の世界でやりたいことをやる話。
だいぶエンタメ的ですが、面白かったです。