- Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120046773
作品紹介・あらすじ
自分が勤める製薬会社の製品が、相次ぐ転落死亡事故に関わっている?副社長直々に調査を命じられた槇田は、各地の警察に赴き、密かに自社製品の使用履歴を調べる。経営不振で外資企業と合併交渉中の長原製薬にとって、この時期の不祥事は致命的だった。槇田は被害者家族の口を金で封じるという業務を任されるが、そこに過去の公害事件が再燃してきて…。警察小説の旗手が挑む、企業に人生を捧げた者の闇。
感想・レビュー・書評
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ラストがちっと回りくどいか?
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ぜんぜんなにも解決してない
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製薬会社に起こりえる薬害訴訟問題のお話。
難しい課題ではあるが、その割には読みやすかった。
しかし・・・そりゃあ無理でしょ~と言いたくなる場面多し。 -
2016.10.26読了
いきなり弁護士に話してしまうの?とびっくり。だけど、何もなかったかのように話が進んでいって、あれ?話したよね?と何度か戻って確認してしまった。色々と非現実的だけど、面白かった。(図書館) -
一社員がここまでやっちゃう非現実さはあるけど話としてはまとまりがあったかな。で最初の薬はどうなったの?
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裁判に持ち込まない。
そのことを説得力を持って、ストーリーに仕上げる。その試みは、まずまず成功している。 -
2015_06_09読
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自分が勤める製薬会社の製品が、相次ぐ転落死亡事故に関わっている? 合併交渉中の会社にとって、この時期の不祥事は致命的。槇田は被害者家族の口を金で封じるという業務を任されるが、そこに過去の公害事件が再燃し…。
「会社の正義」≒「社会の正義」というのは企業小説によくあるテーマかもしれないが、本作はそれに公害、弁護士とは、職業倫理などが絡んだなかなか興味深い作品だった。堂場作品らしくスピード感ある展開もよかったが、40年前の事件が…というのがやや現実離れし過ぎ?
(B)