となりの女神

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120046933

作品紹介・あらすじ

"無人島の清掃作業-十日間で日当三万円、宿泊所完備、食事付き"多数の応募者から採用されたのは、僕と売れないお笑い芸人の二人。僕だけではなく、快活に振る舞う彼にも胸に抱える"罪"があるようだ。瀬戸内海に浮かぶその島で、僕らを待ち受けていたのは、生き神様と祀られる少女とその面倒を見る女性だった。そして毎日の清掃のほかに、三年に一度おこなわれる祭礼に参加しろといわれるのだが…。書き下ろし小説。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた本。
    無人島での清掃作業のバイトに採用された主人公。無人島での10日間を描いた物語。そこには神の名を持つ少女とその身の回りのお世話係の女性が住んでいた。

  • 無人島の清掃作業に採用され、人間は上陸出来ない為「猿」と「山犬」になった僕と売れないお笑い芸人が、生き神様と祀られる少女と御側様の女性と関わりながら過ごす。滑らかで落ち着いた筆致の特別でない非日常で、猿の恋人の死も説明的でなく自然とわかっていくようで、引き込まれた。すり抜けるように終わってしまった。

  • ☆2.5。無人島。宗教。
    はじめての作家さん。よく見かける『屋上ミサイル』の人。
    良い話のようで、意味のない話のような、深い内容のようで、中身のない話のような。よく分からない物語。
    幸せは自分で決めろ、みたいなこと?
    とにかく、夕星と幽鬼の二人が幸せなら、それでハッピーエンドか。
    猿と山犬との出会いが、夕星にとって良い出会いだったとは思う。

  • “無人島の清掃作業―十日間で日当三万円、宿泊所完備、食事付き”多数の応募者から採用されたのは、僕と売れないお笑い芸人の二人。
    僕だけではなく、快活に振る舞う彼にも胸に抱える“罪”があるようだ。
    瀬戸内海に浮かぶその島で、僕らを待ち受けていたのは、生き神様と祀られる少女とその面倒を見る女性だった。
    そして毎日の清掃のほかに、三年に一度おこなわれる祭礼に参加しろといわれるのだが…。

  • そろそろ何かが…
    と読み進めているうちに
    終わるんかいっっっ
    o(`ω´ )o

  • とある無人島で初対面の男と清掃のバイトをすることになった僕の物語。4人の登場人物全員のキャラがよく立っていて読後感もすっきり。いいお話です。

  • 山下さん好きだけどこの作品は好みじゃない。宗教感もふわっとしてるし。島のこと黙っていられる理由が薄い。もっと物騒な理由で外部に漏れないかと思った。

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著者プロフィール

1975年香川県生まれ。京都学園大学法学部法学科卒。第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2009年受賞作「屋上ミサイル」を刊行。著書に『ガレキノシタ』『HEROごっこ』など。

「2016年 『筆跡はお見とおし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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