50代からしたくなるコト、なくていいモノ (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社
2.94
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本棚登録 : 186
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120050299

作品紹介・あらすじ

今だから、わかる。なりたかった私。今からなら、できる。悔いのない日々への準備。
確かな自分の生き方をみつけるヒントが満載!アラフィフ世代への応援エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • エッセイというのは他人の生活を覗き見しているような
    楽しさがある
    気楽に読めて、その中から「あるある.私も」と共感したり、「なるほど、そういう考え方もあるね」と参考になったり

    前半は、マンションのリフォーム工事のため仮住まいとマンションへの往復引越しの際の荷造りにまつわる断捨離の話が多かった
    私は物が多いと頭がぐちゃぐちゃになってしまうタイプで普段から物を処分することには抵抗がないので、共感できる部分が多かった

    後半は、癌サバイバーであることや親の介護の経験からの話が多く、NHK俳句番組で司会をされている明るく美しく聡明な岸本さんの隠された根っこの部分をを見せてもらったようで、ありがたい感じがした

    1ヶ月ほどの入院生活の後、社会復帰をされた時の自分だけが疎外感を感じる心の揺らぎやここを克服していかなければと気負って臨んでいたこと

    今から思えば口にこそ出さないけれど多くの人が応援してくれていたのではないかと思えること

    自分も同じ病気をしたと声をかけるわけではないけれど、人の挑戦を応援したいと

    今、私が健康を噛みしめるシーンに特別なものはない
    宅配便を出すとか、体脂肪計に乗るといった、ドがつくほど日常的なことの中で感じている。「よく生きているな」と。幸せを感じる閾値が下がったというか、幸せを感じやすい「体質」に、ガンの後変わった

    当たり前が当たり前でないこと、日常の平穏な生活がどれほど幸せなことか、岸本さんの言葉がしみじみ心に沁みた

  • 自分の日記を読んでいるかの様で、くわばらくわばら?w

  • 洋服の捨て方の中に。2年着なかったものでお気に入りのものでも。身につけて鏡の前に立てば一目瞭然。

    この2年で服は可愛いまま変わらなくても、自分は2年歳をとり、体型や皮膚のたるみ具合、髪の色やボリュームすらも変わるため。

    好きだけど無理

    になった現実が突きつけられる。

    現実は酷ではあるけど受け入れて、今の自分が引き立つ服を着よう。

    読んでいてふとよぎる数々の洋服。わたしは無理していないだろうか。頑張ってるなぁあのかぁちゃんになってないだろうか。と。我が身を振り返る一言でした。

  • タイトルからハウトゥー本かと思ったらエッセイだった。
    読みやすいけど薄さの割には結構たっぷりに感じたのは
    まさに今と重なる話題が多かったからか。
    [図書館・初読・6月12日読了]

  • これからの自分の進む指針として読んで見た。物を待たぬ、使った品は片付ける。シンプルで居ることが過ごしやすいことなんだよね。

  • ジム通いより、日々の小さな運動?という部分に共感しました。

  • やる事為す事がよく似てる⁉️

  • *今だから、わかる。なりたかった私。今からなら、できる。悔いのない日々への準備。
    確かな自分の生き方をみつけるヒントが満載! アラフィフ世代への応援エッセイ*

    後学のために、人生の先輩方のエッセイを読むのが好きなのですが…良くも悪くも、とっっってもリアル。リアル過ぎる…。え、50代ってこんなに出来ないの??ここまで出来ないとか、60代のイメージだけど…と、かなり戦々恐々。飾らない、ありのままのエッセイが人気なのでしょうが、老いを楽しむ的な本ではないので、少々気持ちが塞ぐかも。応援されてる感も特にないような…。

  • 私も50代に突入し、昨年 実母を亡くし 実家に一人暮らしをしている父を気遣いながら暮らしている。
    少し先輩の著者から エールをもらったよう。ガンバるぞ~~p(^-^)q

  • 著者の本は好き。最近、親の老いについて、そして自分の行く末について考えることが多々あり、おこがましくも同感する部分がいくつかあった。

    スポーツジムのお風呂で、抗がん剤治療をしたらしい人に出会ったときのことを書いた部分の最後がよかった。
    「私も同じ病気をしたと、声をかけることはないけれど、挑戦をかげながら応援したい。同時に気づく。「来ている人は、私以外みな健康」と疎外感に似たものを抱いていたあの頃も、さまざまに自分と重ね合わせる人が多くいて、口には出さず応援してくれていたに違いない。」

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著者プロフィール

岸本 葉子
1961年鎌倉市生まれ。東京大学教養学部卒業。エッセイスト。会社勤務を経て、中国北京に留学。著書に『エッセイの書き方』『捨てきらなくてもいいじゃない?』『50代からしたくなるコト、なくていいモノ』『楽しみ上手は老い上手』『50代、足していいもの、引いていいもの』(以上中公文庫)、『ふつうでない時をふつうに生きる』『モヤモヤするけどスッキリ暮らす』『60代、少しゆるめがいいみたい』(以上中央公論新社)、『ひとり老後、賢く楽しむ』『ひとり上手のがんばらない家事』(以上だいわ文庫)、『わたしの心を強くする「ひとり時間」のつくり方』(佼成出版社)、『60歳、ひとりを楽しむ準備』(講談社+α新書)、『90歳、老いてますます日々新た』(樋口恵子氏との共著、柏書房)、俳句に関する著書に『私の俳句入門』(角川ソフィア文庫)、『岸本葉子の「俳句の学び方」』(NHK出版)、初の句集『つちふる』(KADOKAWA)など多数。

「2024年 『毎日の暮らしが深くなる季語と俳句』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岸本葉子の作品

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