哲学のやさしく正しい使い方-叡智への道 (単行本)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120053023

作品紹介・あらすじ

なぜ人類は古来知恵(wisdom)を探求してきたのか? 知恵は今日においても理想に過ぎないのか?


インド、ギリシャ、中国などの哲学・宗教史を遡りながら、「知恵とは何か」を解説し、幸福への道を具体的に示していく。


目 次

第1章 あなたは自分の人生を成功させたいですか?

第2章 叡智?精スピリチュアリテ神性、宗教、哲学の違いは?

第3章 幸福はあなたのなかにある

第4章 人生を肯定する

第5章 自己であり続け、世界と調和する

第6章 人間の卓越性――愛と徳

第7章 精神修養

第8章 エゴの牢獄から「自己」の自由へ

第9章 子どもの叡智

 引用文献

 謝 辞

 訳者あとがき

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすく説いてくれているのは伝わるが、やはり難しい。
    叡智とは成功さした人生を理想とすること、つまり幸福で善き人生を送ることを望むこと。
    幸福とは単純にいえば自分の人生が好きかどうか。
    そこにはしばしば欠けているものの姿を取る。
    一時的な快い感覚ではなく、一定の持続と全体性の中で目指される存在の仕方(全体として快楽をもたらし、願望との間に調和を見出し、安定・満足を覚えるとき)。
    浮き沈み、良し悪し、喜びと悲しみを含めてあるがままの人生を愛すること。
    困難や試練を含めて、あるがままの現実を受け入れることで苦痛を平穏に変えることができる。
    294冊目読了。

  • なぜわたしたちはこの地上に生きているのか。賢人たちの言葉を道案内に、人生の意味、神、死、そして幸福について考える哲学対話。

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著者プロフィール

1962年生まれ。スイスのフリブール大学で哲学を専攻。雑誌編集者、社会科学高等研究院(EHESS)客員研究員などを経て、2004年に『ル・モンド』の宗教専門誌『ル・モンド・デ・ルリジオン(宗教の世界)』編集長に就任。2006年、『精神性小叢書』(プロン社)を創刊。宗教学、哲学、社会学から小説、脚本まで多彩な分野で活躍し、フランスの思想界、読書界で最も注目される著者の一人。数十冊の著書は25カ国で翻訳され、日本語訳に『仏教と西洋の出会い』『人類の宗教の歴史 9大潮流の誕生・本質・将来』(トランスビュー)、『ソクラテス・イエス・ブッダ』『生きかたに迷った人への20章』(柏書房)『イエスはいかにして神となったか』(春秋社)など。vv

「2012年 『哲学者キリスト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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