三十路女は分が悪い (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 240
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120053573

作品紹介・あらすじ

「降りかかった火の粉は払わず浴びる」

恋愛、仕事、結婚、セックス――――女性を取り巻く悩み、壇蜜が承ります。


外野から、出世がどうした、子孫繁栄がどうした、家内安全がどうした、とまるでお願いごとのような言葉を投げかけられる機会が増える30代女性。

真っ向から向かい合って、火の粉を振り払うと、余計に飛び火して火の手が強まりそうな気がする。だから「私がダメなんですよね」と自分のせいにして、火の粉を浴びるぐらいの気持ちでいる――というのは、本書の著者・壇蜜。

30代の女はなかなか分が悪い。やることも、考えることも多く、年齢にも甘えられない。女を出しても出さなくても怒られる。一方、経験を重ね、賢くなって、落ち着いてきれいになっていく人も多い。人間として生き物として、恐れられて、いろいろと言われる。そうでも思わなきゃやってられない。

本書は、これまで著者が3年間かけて応えてきた相談内容をまとめた一冊。最後に、40歳を迎える著者自身の30代を振り返り、書き下ろしとして大量加筆しました。

【WEBサイト「OTEKOMACHI」人気連載「お悩み相談」書籍化】

感想・レビュー・書評

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  • 壇蜜さんによる悩み相談室。
    この本の前に光浦靖子さんの同様の本を読んだばかり。
    そっちはエンターテインメント要素があったのですが
    壇蜜さんによるこの本は相談読んでいるだけで
    気が滅入ってくる…。
    え…どうしたらいいんだろう…。

    この本の相談者さんが、その後悩みを解決されて
    楽しく暮らしていると思いたいです。

    壇蜜さんは優しく回答しています。
    そして巻末の「私の30代までをプレイバック」
    必読です。

  • 壇蜜さんは、言葉が綺麗
    頭のいい方なんだなと思う
    でもすごく力が抜けていて、分相応に生きている感じがして好きだ

    自分を知って、苦しい中でも楽に生きる方法を見つけましょうと言ってくれているようだった

    たくさん苦しく辛い思いもしてきたのでしょう
    動物がお好きなところも素敵です

  • 芸能人として、テレビに出てる壇蜜さんは、正直あまり興味がなかったけど、時々彼女から発せられる独特な言葉の言い回しや、品のある表現が素敵だなあと思ってた。こころのコスプレかあ。ふっと心が軽くなるような、読んでいて心地のいい本だった。

  • WEBサイト上で、壇蜜さんが人生相談に応じた内容をまとめた本。

    壇蜜さんが相談者を否定せずに受け入れて、上手く寄り添いながら回答しています。その向き合い方が、とても参考になりました。

    とても参考になったものの、その本文よりも、最後のおまけのようなエッセイ「三十路を超える年になり」の方がずっと面白かったです。

  • 心のコスプレって表現いいなあと思って読みました。
    どうにもならないこともただ悲観せず、考えつつ受け入れることで、大丈夫と思えるのかもしれないなと、素敵な考え方を知れたなと思います。

  • 著者の人生経験が豊かだからなのか、心にすっと入ってくるアドバイスがたくさんあった。
    生きるのが苦しいのは、得することを大前提に損得勘定が働いてしまうから。
    人生には「私は損をしてもいい」という気持ちで挑まなければ開かない扉というのがある気がしてなりまけん。
    大切なのは、他人に過度な期待をしないこと。
    これら以外にもたくさんの「確かにそうだよね。」と思えるアドバイスがある。肩肘張らずに読むことをおすすめしたい本だ。

  • 壇蜜さんの考え方と似ていて共感を得た。この方のメッセージが瀬戸内寂聴さん並みで尼さんかと思えた。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/642070

  • お悩み相談は差し障りのない感じで印象に残らなかった。後半の壇蜜さんのエッセイの方が興味深かった。

  • お悩み相談はボリューム的にも…でしたが、ラストの一節が面白かったです。 
    特に「檀蜜の着ぐるみを着脱する」という部分。参考になります。

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著者プロフィール

壇蜜

1980年12月生まれ。昭和女子大学卒業後、多くの職業を経験。調理師、日本舞踊師範など多数の免許・資格を持つ。2010年に29歳の新人グラビアアイドルとして注目を集める。映画やテレビなど活躍の場を広げ、「結婚してみることにした。壇蜜ダイアリー2」(文藝春秋)、「壇蜜歳時記」(大和書房)、「どうしよう」(マガジンハウス)など著書多数。

「2020年 『三十路女は分が悪い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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