水と緑と土: 伝統を捨てた社会の行方 (中公新書 348)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121003485

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  • 高校生のとき

  • 水、森林、土壌。人間の食物は植物から得られ、植物は水と土壌によって成長する。森林は保水機能と土壌への栄養分を補給している。いずれも人間生活には欠かせないものであるにもかかわらず、その恩恵を忘れてしまったかのようにないがしろにしている私たちの姿勢を批判している態度が刺激的だった。

    ・洪水を川に集めて一気に海へ押し出す方法によって、洪水の力を増大させることになった。
    ・日本の森林が大規模に伐採され始めたのは明治中期から。エネルギー源、建材や鉄道の枕木、朝鮮への輸出用枕木、マッチ製造の資材として伐採された。
    ・都市拡大のための山林の破壊は昭和30年代後半から激しくなった。
    ・林野庁が国有林の大面積皆伐を始めたのは昭和30年以降。
    ・文明は30〜70代しか栄えない。

  • 4121003489 186p 1997・9・25 39版

  • 注目せよ、とのこと。これから読む。

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著者プロフィール

●著者/富山和子(とみやま・かずこ)
群馬県に生まれる。早稲田大学文学部卒業。立正大学名誉教授。日本福祉大学客員教授。評論家。主な著書に『日本の米』『水と緑と土』(中公新書)『水の文化史』『水の旅』(中公文庫)がある。児童向けには、『川は生きている』『道は生きている』『森は生きている』『お米は生きている』『海は生きている』『びわ湖』(以上すべて講談社)がある。『海は生きている』は、青少年読書感想文全国コンクール課題図書にも選ばれた。川、道、森、お米、海と続く、「生きている」シリーズは、日本の自然と人々の営みをわかりやすく説いた児童向けノンフィクション作品としてロングセラーとなっている。

「2017年 『海は生きている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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