ことば遊び (中公新書 418)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121004185

感想・レビュー・書評

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  • ・しりとり、回文、早口言葉、しゃれ、なぞ。八重襷という遊びは初めて知ったが、ものすごい技巧。
    ・早口言葉で有名な外郎売りの文句は、もともと商売人の売り立て口上だったものを団十郎が舞台化したのではなく、外郎で持病が治ったことに感謝した団十郎が自ら宣伝のために舞台芸としたもの、という説。外郎家の末裔の談というから、額面通り受け取ってよいかどうかは微妙だが。
    ・徒然草「むまのきつ…ぐれんどう」のなぞ。吉田兼好が回答を書いておいてくれなかったものだから国文学史上の謎になっているという。
    ・願人坊主、ボサマ、寄席芸人。

  • 国語学者(1911-1992)が1975年に刊行した、ひろく日本語の言葉あそびを扱った本。ちなみに現在は文庫化(講談社学術文庫)済。時代を遡って収集した多数の言葉遊びを整理する。言葉あそびを真面目に研究することは、学問的な意義以上に素人の純粋な楽しみになりそうだと惹かれていて、経済学・金融への興味が揺らいでいる。

    (追記 2014/03/07)
    Amazonで本書の商品写真が間違っているので調べた。
    『RINGADAWN -妖精姫と灰色狼』(あやめゆう、C・NOVELSファンタジア:中央公論社、2011年)
     本書と無関係のラノベには違いない。また、2008年に『ことば遊び』を取り上げたブログのコメントでもAmazon商品写真へのツッコミが入っていたので、2008年には既にミスがあったようだ。2011年以前は何の写真が使われていたのだろう。Amazonが無理ならブクログさんに期待しよう。
    (追記 2014/08/25)
    商品写真が既に、正常に「画像無し」になっていた。
    (追記ココまで)

    最後に漢字を使った謎かけを一つ。
    「兆しがあればとびはね 止まればあとを残す 危なくなればひざまずく」
    答えは漢字一文字で。

  • 言葉で遊んでみる。
    道具も準備も要らないまさに、瞬間芸。
    それをまとめてみました、どうでしょう。
    子供ばかりではなく、大人も楽しめる一冊。

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著者プロフィール

1911年静岡県生まれ。国学院大学国文科卒業。国学院大学講師などを務めた。編著書に「故事ことわざ辞典」など多数。92年没。

「1986年 『醒睡笑研究ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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