- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121007193
感想・レビュー・書評
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90円購入2012-01-09
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新書文庫
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イギリスについて知りたくて手に取りました。
黒岩徹さんは2冊目。
『ハリー・ポッターの生まれた国』を前に読んだのですが、それよりは社会的な側面に目を向けた一冊だったように思います。
知らなかったことがたくさんあって、興味深い一冊でした。
お葬式の話は本当にびっくり。そんなにクールなものなの?と。
「西洋人」とまとめがちだったのですが、そうでもないみたいです。
それぞれの国民性があるんだなあと改めて感じました。
サッチャー首相やスコットランドについても知ることができ、いろんな情報がコンパクトにまとめられていて、イギリスを知るうえで、いい一冊であったように感じました。 -
「イギリスは変わり者が多い」
とは、何かで読んだ一節。
イギリスは変わった趣味、服装、趣向の人がいても、
それを受け入れるおおらかさがある国だと聞いたことがあります。
だから、キャリル・チャーチルのような独創的な劇作家も生まれるのでしょうか。
競争の「ヒジ社会」ではなく、
イギリスは並んで待てる「列社会」。
北京五輪で、ひと時中国がクローズアップされました。
まさに中国は「ヒジ社会」。
電車もバスも我先にと乗り降り口に群がります。
五輪開催に向け、政府主導でマナー改善が図られ、
「列社会」化に五輪期間中は成功したようです。
しかし、それも過去の話、
北京はもう「ヒジ社会」にもどっているそうです。
長く培った国民性はそう簡単に変わりません。
日本はどうなんでしょう?
イギリスに行ったことがありますが、
犯罪も少なく、夜もゆっくり出歩けます。
町の隅々に「便利さ」が行き届き、
「日本ににてるな」という印象でした。
今は日本も変わった趣味でもおおっぴらに言える時代。
アキバのオタク文化もそんな一例です。
「ゆとりを持ってもっと楽にいきましょう」。
この本を読んでの率直な感想です。