国家の論理と企業の論理: 時代認識と未来構想を求めて (中公新書 1434)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121014344

感想・レビュー・書評

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  • 1998年発刊と今年からだいぶ時が経っている書籍であるが、示唆に富む視点を学ぶ事ができる書籍であると思う。日本国内でITバブルが起こる前に、日本が力を入れる産業としてソフトウェア部門を指摘したり、国際基準の財政システムの導入を検討するといった指摘は著者の先取りした感覚が書かせたのだろう。

    90年代の潮流としてグローバル化が叫ばれ始めたが、その中で日本が目指す指針を意見として提示し、その意見が現代にも活かせることを考えれば、今読んでも損はないと思う書籍であった。

    個人的には、「国際主義とグローバリズムの違い」と「日本がどれほどユダヤ化できるか?」といったことがとても勉強になった。

  • タイトルは恐ろしい感じですが読んでみるとわりと面白い。
    国際関係論だとか、そういうの好きな人は好きそう。
    詩等がちりばめられ(引用)ていてなんだかおしゃれです。
    おしゃれで片付けてはいけない。
    とにかくどこを読んでも不安にかられます。
    特に日米中関係。

    私たちは大丈夫なのか!?
    自分達の立ち位置を知らなければなりますまい。といった感じ。

  • 随分前にかかれたものだが、今読んでも納得できる点が多い。

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著者プロフィール

1947年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究課程修了後、三井物産入社。調査部、業務部を経て、ブルッキングス研究所に出向。その後三井物産ワシントン事務所所長、三井物産常務執行役員等を歴任。現在は日本総合研究所会長、多摩大学学長。著書に『人間と宗教』『日本再生の基軸』(岩波書店)、『ユニオンジャックの矢~大英帝国のネットワーク戦略』『大中華圏~ネットワーク型世界観から中国の本質に迫る』(NHK出版)、『若き日本の肖像』『20世紀と格闘した先人たち』(新潮社)他多数。

「2022年 『ダビデの星を見つめて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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