朝鮮半島の食と酒: 儒教文化が育んだ民族の伝統 (中公新書 1443)
- 中央公論新社 (1998年10月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121014436
作品紹介・あらすじ
朝鮮半島に由来する飲食物は、日本の外来食文化の中でも、今や最も普及しているもののひとつである。それほど身近で、今や「日本の食べもの」になったともいえるものだからこそ、それらが、どのような文化的背景で生まれ育ってきたのかを概観する時に来たともいえるのではないか。本書は、風土や社会という条件の下で、どのような食材が、どう調理され、どんな食習慣に従って消費されてきたのかを、簡潔に紹介するものである。
感想・レビュー・書評
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キムチ、トウガラシ、ニンニク、塩辛と馴れ寿司、冷麺、肉食文化、飲み物、匙、調味料、酒の各章に分け歴史や栄養を紹介。
肉食、ニンニクやトウガラシの多用は高麗時代に元の影響を受け、更にその後の李朝で仏教が後退したことによる。また本書を読んで改めて気づいたが、韓国では茶(チャノキ)を飲むイメージがない。これも、仏教と結び付き贅沢になった茶文化が仏教の後退と共に廃れたからとのこと。ほか、キムチの語源が菹菜・沈菜というのを知る。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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