米国初代国防長官フォレスタル: 冷戦の闘士はなぜ自殺したのか (中公新書 1486)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121014863

感想・レビュー・書評

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  • タイトルにもある通り、本書は、米国国防省初代長官となったフォレスタルの生涯が、全般に渡って描かれている。
    しかしながら本書は、その個人の単なる伝記に留まることはない。米国が、二つの大戦をまたいで模索してきた「国家の安全保障の在り方」をも、一人の登場人物――フォレスタル――に光を当てることによって、巧みに描き出している。
    冷戦の闘士の自殺、彼の様な死があること自体が悲劇であるのか。あるいは、その様な死が、日本では未だかつて存在しないことが悲劇であるのか――私たちのこれからの安全保障を考えていく上で、非常に示唆に富んだ、好著であると言える。

著者プロフィール

同志社大学教授

「2023年 『国際政治学をつかむ〔第3版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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