税制ウォッチング: 公平・中立・簡素を求めて (中公新書 1591)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121015914

作品紹介・あらすじ

少子高齢化社会の到来、膨大な財政赤字の増加などにともない、遠くない将来に税制の抜本的改革が避けられそうもない。国民の税についての関心は、経済成長期にくらべてはるかに高くなっている。口当たりがいいだけの安易な減税論を排し、「公平・中立・簡素」という租税原則にもとづいた税の仕組みは、どうすれば築けるのか。過去十数年の問題点をクリアにしながら、活力ある社会のための税のありかたを展望する。

感想・レビュー・書評

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  • 105円購入2012-03-15

  • [ 内容 ]
    少子高齢化社会の到来、膨大な財政赤字の増加などにともない、遠くない将来に税制の抜本的改革が避けられそうもない。
    国民の税についての関心は、経済成長期にくらべてはるかに高くなっている。
    口当たりがいいだけの安易な減税論を排し、「公平・中立・簡素」という租税原則にもとづいた税の仕組みは、どうすれば築けるのか。
    過去十数年の問題点をクリアにしながら、活力ある社会のための税のありかたを展望する。

    [ 目次 ]
    第1章 税制改革の担い手―政府税制調査会の役割
    第2章 デモクラシー下の税制―政治と税の攻防
    第3章 景気対策と歪められた税制―あいつぐ減税要求の後遺症
    第4章 企業は納税者たりうるか―法人税の新たな展開
    第5章 社会保障と税制―高齢社会における費用負担
    第6章 分権化社会における税制―安定財源を求めて
    第7章 税制のグリーン化―環境税は必要か
    第8章 グローバル化・情報化と税制―税を徴収できるのか
    第9章 税制あれこれ―メモ帳から

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著者プロフィール

石 弘光(イシ ヒロミツ)
一橋大学名誉教授
1937年東京に生まれ。一橋大学経済学部卒業。同大学院を経てその後、一橋大学経済学部助手、専任講師、助教授、教授、学長(1998-2004年)。退職後、2007-11年の間、放送大学の学長を務める。現在、一橋大学ならびに中国人民大学名誉教授。その間、政府税制調査会会長(2000-06年)、財政制度等審議会委員、経済審議会委員、金融制度調査会委員などを歴任。経済学博士。専門は財政学。財政、税制に関する主な著書として、『財政構造の安定効果』(勁草書房 毎日エコノミスト賞)、『租税政策の効果』(東洋経済新報社 日経・経済図書文化賞)、『財政改革の論理』(日本経済新聞社 サントリー学芸賞)、『現代税制改革史』(東洋経済新報社 租税資料館賞)、『税制改革の渦中にあって』(岩波書店)、『増税時代』(ちくま新書)、その他多数。

「2014年 『国家と財政 ある経済学者の回想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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