アメリカの大学院で成功する方法: 留学準備から就職まで (中公新書 1732)
- 中央公論新社 (2004年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121017321
感想・レビュー・書評
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マニュアルというよりは、自伝的ノンフィクション。アメリカの大学のようすなどはだいたい聞いたことのあるような話だったが、いかに日本の大学院がぬるいかと思う。
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おれが大学行く前に出た本だけど今もきっと変わってないだろう。アメリカは学部レベルでも勉強結構大変だったけど博士課程とかはもっととんでもなさそう。留学前の準備から受験、コースワーク、論文、就活などについて著者の体験に基づくアドバイス満載。読んでて学生時代が懐かしくなったけど、漠然とした憧れだけでは大学院留学は厳しいなとも思った。
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一週間で約4冊の研究書、またはそれに相当する論文を読まされるらしい。もちろん英語で。そう考えたら自分の勉強量なんて全然甘いし、同時にこれくらいやってやろうと思わせてくれる点ですごくモチベーションが上がりました。
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留学が漠然とした希望ではなく現実性を持った目標に変わった。
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耳が痛いのぉ。
確かに指導教官はアメリカ式にやりたかったようだった。今さらながらそれを再確認させられた。先生にことある度に言われたことが、文字化されている本だ。
かくあらねば、と改めて思わされた。 -
私は海外で勉強した経験がないが、アメリカで研究しようという人にとっては、とても参考になると思う。
また、一般的な大学院進学の心得としても有用。
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がちでえぐそうだよね、大学院。
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いやぁ。文系に所属していたとは言え。やっぱり、院、特に、研究職として残ることを決めた人たちのいる世界は、違うものだなぁと実感。また、本気で留学したければ、やはりそれなりの覚悟を決めねばならぬのだなぁと実感しました。興味深かったですよ、なかなか。
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これは研究者の卵としてアメリカの大学院に進学を考えている人にはかなり参考になる(MBAを目指す人には不向き)。留学に必要な準備から、コース・ワーク、地獄の試験勉強、研究論文の作成、そしてTA、就職活動までかなり体系的に、そして具体的にその実態について本人の体験談を交えて書かれている。日本の大学なんかよりずっとずっと大変だよ!ってことは知ってたけど、「完璧を目指したら体を壊すので、手を抜くのを覚えて『こなす』という感覚でいけ」っていうアドバイスには安心した。別の本でも「博士論文で業績を遺そうなんて思ってはいけない。博士論文は終わらせることに意義がある」って言ってたけど要するにそういうことか。
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研究職を考えてる人に。別に留学が必須なわけじゃ全くないけど