アメリカの大学院で成功する方法: 留学準備から就職まで (中公新書 1732)

  • 中央公論新社
3.43
  • (3)
  • (20)
  • (27)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 151
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121017321

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • マニュアルというよりは、自伝的ノンフィクション。アメリカの大学のようすなどはだいたい聞いたことのあるような話だったが、いかに日本の大学院がぬるいかと思う。

  • おれが大学行く前に出た本だけど今もきっと変わってないだろう。アメリカは学部レベルでも勉強結構大変だったけど博士課程とかはもっととんでもなさそう。留学前の準備から受験、コースワーク、論文、就活などについて著者の体験に基づくアドバイス満載。読んでて学生時代が懐かしくなったけど、漠然とした憧れだけでは大学院留学は厳しいなとも思った。

  • 一週間で約4冊の研究書、またはそれに相当する論文を読まされるらしい。もちろん英語で。そう考えたら自分の勉強量なんて全然甘いし、同時にこれくらいやってやろうと思わせてくれる点ですごくモチベーションが上がりました。

  • 留学が漠然とした希望ではなく現実性を持った目標に変わった。

  •  耳が痛いのぉ。
     確かに指導教官はアメリカ式にやりたかったようだった。今さらながらそれを再確認させられた。先生にことある度に言われたことが、文字化されている本だ。
     かくあらねば、と改めて思わされた。

  • 私は海外で勉強した経験がないが、アメリカで研究しようという人にとっては、とても参考になると思う。
    また、一般的な大学院進学の心得としても有用。

  • がちでえぐそうだよね、大学院。

  • いやぁ。文系に所属していたとは言え。やっぱり、院、特に、研究職として残ることを決めた人たちのいる世界は、違うものだなぁと実感。また、本気で留学したければ、やはりそれなりの覚悟を決めねばならぬのだなぁと実感しました。興味深かったですよ、なかなか。

  • これは研究者の卵としてアメリカの大学院に進学を考えている人にはかなり参考になる(MBAを目指す人には不向き)。留学に必要な準備から、コース・ワーク、地獄の試験勉強、研究論文の作成、そしてTA、就職活動までかなり体系的に、そして具体的にその実態について本人の体験談を交えて書かれている。日本の大学なんかよりずっとずっと大変だよ!ってことは知ってたけど、「完璧を目指したら体を壊すので、手を抜くのを覚えて『こなす』という感覚でいけ」っていうアドバイスには安心した。別の本でも「博士論文で業績を遺そうなんて思ってはいけない。博士論文は終わらせることに意義がある」って言ってたけど要するにそういうことか。

  • 研究職を考えてる人に。別に留学が必須なわけじゃ全くないけど

著者プロフィール

1968年ニューヨーク生まれ。東京大学教養学部卒、米国ブラウン大学博士号取得。ハワイ大学アメリカ研究学部教授。専門はアメリカ文化史、アメリカ=アジア関係史、ジェンダー研究など。著書に『アメリカの大学院で成功する方法』『ドット・コム・ラヴァーズ──ネットで出会うアメリカの女と男』(以上中公新書)、『性愛英語の基礎知識』(新潮新書)、『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・ コンクール──市民が育む芸術イヴェント』『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?──人種・ジェンダー・文化資本』(以上アルテスパブリッシング)、共編著に『現代アメリカのキーワード』(中公新書)、共著に『私たちが声を上げるとき──アメリカを変えた10の問い』(共著、集英社新書)、そのほか英文著書多数。
著者ウェブサイト:Mari Yoshihara Official Web Site|吉原真里ウェブサイト
著者ブログ:Dot Com Lovers

「2022年 『親愛なるレニー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉原真里の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×