シナリオ無頼: 祭りは終わらない (中公新書 2043)

著者 :
  • 中央公論新社
3.11
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本棚登録 : 29
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121020437

作品紹介・あらすじ

「一スジ、二ヌケ、三ドウサ」。スジは脚本、ヌケは画面の美しさ、そしてドウサが役者の演技。脚本の出来が映画の死命を制すことをいった金言である。一〇〇〇本を超える膨大なシナリオを手がけ、実際にメガホンもとった著者が、波乱に富んだ来し方を詩情豊かに綴る。幼少期の京都、少年時代の高知、脚本家として怱忙の日々を送った東京。終戦から今日に至る、人びとの熱く苦渋に満ちた生き様と、業界の裏面史。

感想・レビュー・書評

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  • 炎立つ第3部の背景にある具体的なトラブルの記載あり

  •  知らない人であった。そのうちに勝新太郎とか、「炎立つ」とか「真珠夫人」とかが出てきて、ああ、けっこう有名な人なんだなぁと判った。

     何で読み始めたか、ったら仕事の都合上読まねばならなかったからなのだけれども、これが本人を知らなくてもハフハフと面白かった。ひとつの時代、景色、出来事を的確に書くことで、仮に自叙伝であってもその作家のことなんざ知らなくても面白く読めるよね! といういい例である。

     ひょんなきっかけがなければおそらくは手に取りもしなかったであろうが、たまに運命のいたずらで面白い目にあったりするのであった。
     あんまり感想になってないけど、まったくその人の仕事を存じあげなくとも良いものは良い! という話である。

  • 「一スジ、二ヌケ、三ドウサ」。スジは脚本、ヌケは画面の美しさ、そしてドウサが役者の演技。脚本の出来が映画の死命を制すことをいった金言である。一〇〇〇本を超える膨大なシナリオを手がけ、実際にメガホンもとった著者が、波乱に富んだ来し方を詩情豊かに綴る。幼少期の京都、少年時代の高知、脚本家として怱忙の日々を送った東京。終戦から今日に至る、人びとの熱く苦渋に満ちた生き様と、業界の裏面史 というのがアマゾンに出ていた梗概。自叙伝として読むには面白い。東海テレビ制作の一連の昼帯ドラマや、大河ドラマについてもっと詳しく知りたいと思った。

  • 2010.03.28 日本経済新聞に紹介されました。
    2010.03.28 朝日経済新聞に紹介されました。

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