徳川家康の決断-桶狭間から関ヶ原、大坂の陣まで10の選択 (中公新書 2723)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121027238

作品紹介・あらすじ

弱小大名は戦国乱世をどう生き抜いたか。桶狭間、三方原、関ヶ原などの諸合戦、本能寺の変ほか10の選択を軸に波瀾の生涯をたどる。

感想・レビュー・書評

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  • 徳川家康の人生における10の分岐点でどう決断したか、学説を紹介しながら事実を追う。小説ではない。読んでも、徳川家康という人物像があまりはっきりしなかったが、終章が面白かった。

  • 「徳川家康の決断」本多隆成著、中公新書、2022.10.25
    288p ¥990 C1221 (2023.09.12読了)(2023.09.06借入)

    【目次】
    はじめに
    第一章 桶狭間の合戦―今川からの自立へ
    第二章 三河一向一揆―家臣団の分裂
    第三章 三方原の合戦―滅亡の危機
    第四章 嫡男信康の処断―苦渋の決断
    第五章 本能寺の変―伊賀越えの苦難
    第六章 小牧・長久手の合戦―中央権力との対決
    第七章 石川数正の出奔―「家康成敗」の危機
    第八章 小田原攻めと関東転封―豊臣政権の重臣へ
    第九章 関ヶ原の合戦―天下分け目の戦い
    第十章 大坂の陣―徳川公儀の確立
    終章 家康の人物像
    あとがき
    主要参考文献
    徳川家康略年譜

    ☆関連図書(既読)
    「どうする家康(一)」古沢良太作・木俣冬著、NHK出版、2022.12.10
    「どうする家康(二)」古沢良太作・木俣冬著、NHK出版、2023.03.20
    「どうする家康(三)」古沢良太作・木俣冬著、NHK出版、2023.07.25
    「覇王の家 前編」司馬遼太郎著、新潮社、1973.10.25
    「覇王の家 後編」司馬遼太郎著、新潮社、1973.10.25
    「司馬遼太郎『覇王の家』」安部龍太郎著、NHK出版、2023.08.01
    「梟の城」司馬遼太郎著、新潮文庫、1965.03.30
    「城塞(上)」司馬遼太郎著、新潮社、1971.12.20
    「城塞(中)」司馬遼太郎著、新潮社、1972.01.20
    「城塞(下)」司馬遼太郎著、新潮社、1972.02.20
    「家康(一)自立篇」安部龍太郎著、幻冬舎、2016.12.20
    「家康(二)不惑篇」安部龍太郎著、幻冬舎、2018.10.25
    「浅井長政の決断」笹沢左保著、角川文庫、1990.10.10
    (「BOOK」データベースより)
    戦国乱世を勝ち抜き、天下を制した徳川家康。だが、その道のりは平坦ではなかった。今川・織田の両雄に,挟まれた弱小勢力として出発し、とりわけ前半生の苦悩は色濃い。正妻と嫡男信康を喪い、重臣の離反も経験する。武田信玄、羽柴秀吉らと鎬を削り、手痛い誤りも犯したが、運も味方にして幾多の難局を切り抜けた。三方原の合戦、本能寺の変、関ヶ原の合戦、大坂の陣ほか、家康が迫られた10の選択を軸に波瀾の生涯を描く。

  • 中公新書なので多少専門的ではあるが、ゆっくり読むとわかります。源家康が正式なんですね

  • 「徳川家康の決断」は、戦国時代の日本において、徳川家康がどのような選択を迫られ、どのようにして天下を制したのかを探求している。家康の波瀾の生涯とその決断を通じて、読者に深い洞察をもたらす。日本の歴史とリーダーシップに興味を持つ方々におすすめできる。本多隆成氏の筆致は鮮やかで、家康の人生を魅力的に描いている。戦国時代当時の政治的状況や戦国大名たちとの駆け引きの中、今川・織田の両雄に挟まれた弱小勢力としてスタートした家康は前半生では、正妻と嫡男信康を喪い、重臣の離反も経験した。また武田信玄や羽柴秀吉との戦いで鎬を削り、手痛い誤りも犯したが、運も味方にして幾多の難局を切り抜けた。そして三方原の合戦、本能寺の変、関ヶ原の合戦、大坂の陣など、家康が迫られた10の選択を軸に、波瀾の生涯が描かれていく。
    詳細→
    https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou33901.html

  • 【請求記号:289 ト】

  • 徳川家康の生涯について、最新の学説などふんだんに盛り込まれていて面白い。

  • 先日もらったのでさっそく読んでみた。
    家康関係の最新の学説なども多数引用されていて、これを読んでおくと大河ドラマをさらに楽しめるだろう。

  • 大河ドラマってのはやっぱりすごいんだね。
    毎年、関連書籍が発刊される。そういえば去年も「義時」ものの新書を数冊読んだしね。新たに判明した学説を開陳するタイミングとして、出版社側は利用しているわけだ。
    さて本書だけど、構成自体も今回のドラマに寄せているかのような家康の「10の決断」という形式をとる。これは流石に偶然なんですかね。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50300981

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00630320

    戦国乱世を勝ち抜き、天下を制した徳川家康。だが、その道のりは平坦ではなかった。今川・織田の両雄に挟まれた弱小勢力として出発し、とりわけ前半生の苦悩は色濃い。正妻と嫡男信康を喪い、重臣の離反も経験する。武田信玄、羽柴秀吉らと鎬を削り、手痛い誤りも犯したが、運も味方にして幾多の難局を切り抜けた。三方原の合戦、本能寺の変、関ヶ原の合戦、大坂の陣ほか、家康が迫られた10の選択を軸に波瀾の生涯を描く。
    (出版社HPより)

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著者プロフィール

本多隆成
静岡大学名誉教授。1942年、大阪市生まれ。大阪大学卒業後、同大学大学院に進み、博士を取得。静岡大学人文学部教授、放送大学静岡学習センター所長などを歴任。著書に『定本 徳川家康』『徳川家康と関ヶ原の戦い』『徳川家康と武田氏』(いずれも吉川弘文館)など。

「2022年 『徳川家康の決断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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