生き物の「居場所」はどう決まるか-攻める、逃げる、生き残るためのすごい知恵 (中公新書 2788)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121027887

作品紹介・あらすじ

世界は広いが、それぞれの生き物が生きることができるのは、ほんの小さな場所である。チーターは開けた草原にしか棲めないし、モンシロチョウはもっぱらキャベツ畑を飛んでいる。生き物の居場所は、なぜ決まっているのだろう。これまで餌や配偶者の存在などの理由が考えられてきたが、実は天敵がいないことが何よりも大事だ。様々な生き物を例に、生き残るための巧妙な知恵を紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • ダーウィンやメンデルの他、近年までの著名な研究者が築いた生態学の歴史を辿る。様々な生物が生き残りをかけて居場所を求め続けてきた。その結果起きた進化や変化は一見すると奇異にうつる。しかし研究を進めると合理的で隙のない策略が見えてくる。

  • 【本学OPACへのリンク☟】
    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/713644

  • 緑の世界仮説を始めて知りました。

  • 生き物の居場所=ニッチは繁殖干渉で決まるのか、天敵不在空間を見つけたことで決まるのか。さまざまな角度から検証する。

  • 生物の棲み分け、それぞれ固有の居場所ニッチについて考察する。ダーウィンの進化論から実は生き物は他種と生存競争はしていないということまで。天敵不在空間にクラス生物を追った一冊。筆者は蝶類が専門。

  • 生き物は、天敵から逃げたり、隠れたり、立ち向かったりして、自らの「居場所」=ニッチを確保している。その巧妙な仕組みを解説。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/571925

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著者プロフィール

京都大大学院農学研究科助教授

「2000年 『蝶の自然史 行動と生態の進化学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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