- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121501493
作品紹介・あらすじ
心優しく、明るく、謙虚。でも気弱で、他人任せ。日本人に多い「依存性性格者」を心理学の実験、カウンセリングなど多面的な手法と観点から分析し、家族、企業、社会等の「現在」を読み解く。
感想・レビュー・書評
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依存性性格者から社会を語っている。共感する事例が多々あるものの学術的なまとめや社会全体への言及に至る論理展開は無理矢理感が残る。
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タイトルが秀逸。
誰もがぎょっとしたり誰かの顔を思い浮かべてしまい、
思わず手にとってします。
しかし内容は、素人でも想像がつく分析と
ケース紹介に終始しているようなのが少しだけ残念。
最終的に社会に対しての警鐘的なものを鳴らしてはいるものの、
著者なりの解決策や展望をもう少し書いてほしかった。 -
最初は心理の本と思わなかった、筆者の人生についての感想と思った。読んだら、退屈な本だった。依存性のパーソナリティーについて、事件例や臨床例が示され、詳しく説明されている。依存性のさまざまなタイプが紹介されると共に、伝統的なタイプの依存性ではないネオ依存性というものが最近の傾向として登場し始めていることが指摘されていて、今のの日本の社会のあり方に大きな影響を与え始めていることとの忠告がなされている。心理学の実験結果なども示されているが、断定的にその結果を見ることなく、そう一面もあると見るべきだなどとの非常に冷静かつ理性的な視点で書かれている。一生懸命読んで、自分もそのような問題もあったかと考えた。今の若者はたっだ知識を得るのみ、心理のことも注目するべきだと感じた。
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この本で語られていることに関しては納得。
確かに、依存症の形は変化しつつあるのかもしれません。
ただ、ちょっと感情的になってしまっているように思います。
第6章が、本1冊を使ってのみの検証というのも。 -
こういう人周りにいるな〜と思いながら読んでました。
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「依存性」が日本社会を蝕む。
これは臨床心理士であり、作家である著者がデータを下に書いた本。
新書は少なくても2日はかかるが1日で読んでしまった。
「コレ自分に当てはまる」
「こんな人いるよ!」の連続。例えば・・・
・ランチメイト症候群
・毎日メールをよこす自称親友、などなど。
心理学に興味があったからすっごい面白かった。
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興味深くはあったけど、ありがち?
目新しい論ではないかな。