図解本小が大に勝つための会計学 (中公新書ラクレ 282)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121502827

作品紹介・あらすじ

街の中小企業を題材に会計学的なセンス、数学的なセンス、それらを通じての生きる知恵をもって、大企業に対して事業を成功させるコツを、本書は初歩からわかりやすく具体的に解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 中小企業の事例をもとに、会計的なセンスを身につけることの重要性を説いた本。

    本書は、会計的なセンス(主にキャッシュフロー)を身につけて、合理的な経営を心がけることで、小さくても強い会社になれる可能性があることが書かれています。

    「コピーは裏紙を使って経費節減!」などと最もらしいことも、会計的なセンスで考えると実は不合理極まりない行為であることがわかります。

    会計的なセンスを身につければ、数字を正しく読み取ることができます。そうすれば、「裏紙を使っても、メンテナンス費用や裏紙を整理する人件費で、前よりも経費が増大する」と正しく判断できるようになります。

  • [ 内容 ]
    街の中小企業を題材に会計学的なセンス、数学的なセンス、それらを通じての生きる知恵をもって、大企業に対して事業を成功させるコツを、本書は初歩からわかりやすく具体的に解説する。

    [ 目次 ]
    第1章 「安くても買わない」頭脳
    第2章 自己資金0円で起業する裏技
    第3章 腐ったミカンの恐ろしさを知る
    第4章 売れない商品に税金の追い討ち
    第5章 「高くても売らない」頭脳
    第6章 売上げはあえて抑える
    第7章 利益を生み出す秘密の方程式
    第8章 大きな仕事の落とし穴
    第9章 裏紙を使うことなかれ
    第10章 あえて社長室を作らない知恵

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • この本を読んで思ったことは、色々頭で考えたり、やり方を変えてみたり、違う視点から入ってみたりと試行錯誤をして行くことにより弱気ものが強気ものに勝つことも全然ありえるんだと思いました。この本では中小企業が大企業に勝つための会計学でした。
    筆者がいう中小企業は「大企業と比べても劣っているとは思わない。むしろしたたかに活き活きと大企業と渡り合って生き抜いている」この言葉にすごい共感が持てました。中小企業は大企業の下請けとかのイメージが強かったですが、この本を読んでよく考えてみるとそうではないなと思いました。
    大企業からしたらとても小さい存在かもしれないけど会計学や商売の知恵を活かして会社がなりたっているのだからそれはすごいことだと思いました。

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著者プロフィール

税理士

「2017年 『知って得する相続 揉めて損する相続』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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