歴代陸軍大将全覧 昭和篇/満州事変・支那事変期 (中公新書ラクレ) (中公新書ラクレ 337)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121503374

作品紹介・あらすじ

金融恐慌や二・二六事件などで国内の動乱が激化し、国外では中国大陸に戦火が広がる時代の大将全36人を俎上に論じる。内外の難局に彼らはどう対処したのか。人気シリーズ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は昭和の陸軍に詳しい四人による座談会の速記録をまとめたものである。有名な人、無名な人ともにいるが読んでいて面白い。本書は座談会の記録という性質上、出典根拠が示されていない発言も多いため、人物批評は留意して読む必要があると思うが、読みやすく入門書としておすすめである。

  • [ 内容 ]
    金融恐慌や二・二六事件などで国内の動乱が激化し、国外では中国大陸に戦火が広がる時代の大将全36人を俎上に論じる。
    内外の難局に彼らはどう対処したのか。
    人気シリーズ第3弾。

    [ 目次 ]
    第1章 昭和金融恐慌のかげで(井上幾太郎―陸軍航空育ての親;鈴木孝雄昭和の乃木さん ほか)
    第2章 満州国建設の野望(渡辺錠太郎―凶弾に斃れた教育総監;緒方勝一―大将で技術畑の頂点へ ほか)
    第3章 帝都を震撼させた二・二六事件(川島義之―二・二六事件の陸軍大臣;林仙之―知られざる名誉大将 ほか)
    第4章 盧溝橋事件から支那事変へ(畑俊六―日本陸軍最後の元帥;小磯国昭―肚もなく、自信もなかった戦時宰相 ほか)

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

「2024年 『安吾さんの太平洋戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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